「けさくしゃ」  畠中 恵

江戸時代の作家や出版の仕事が描かれている。
「けさくしゃ」(戯作者)とは 今で言う「作家」のこと。

無役の旗本 高屋彦四郎知久は 殿様ではあるが(二百俵)
文化人でもあり 作家としての才能もあるような…
それを見込んだ山青堂という貸本屋が 自分も出版業を始めることになり
彼におだてられて 作家の道へ入ろうとする。

江戸時代は
お上の統制が厳しく 出版関係でも たくさんの人が罰せられたという。
そういう事件も入り乱れての このお話
あれこれ事件は怒るのだが すべてのったり のんびり進行していく。
だから ちょっと退屈なのだけれど
それでも 当時の出版事情などが丁寧に解説されており
興味深かかった。
江戸時代には貸本屋が繁盛していたようだ。

説明文より抜粋

小普請(こぶしん) 武士であり禄という収入はあるが 仕事のない人のこと。
          この作品ん主人公もそうである。

重版        今で言う海賊版のことで 禁止されていた。

絶版        本を刷る元となる版木を破棄すること。


この作品中でも 種彦と呼ばれているが 
実際江戸の世に生きた柳亭種彦という作家がモデルのようだ。
今のように出版物の普及していない時代
本好きの人は どんなに新作を待ち焦がれていたことだろうと
想像すると楽しくなってくる。
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