「煙とサクランボ」 松尾由美

タイトルからは ちょっと想像できない内容であった。
彼女の作品は これまでに たくさん読んではきたが
この作品が どう展開していくなか 途中までは 全くよめなかった。

主人公は
炭津という中年男性で 小さなバーで 時折 立石晴奈という若い女性と
話し込んだり マスターと軽口をかわしたりしている。
その炭津は 幽霊である。
でも 生前の彼を知らない人や 知ってはいても すでに亡くなったということを
知らない人にだけは その姿が 普通に見えるらしい。
彼は 普通に歩けるし 電車にも乗れるのだが
飲食物はノドを通らない でも タバコは吸えるようだ。
そして ちっとも年を取らない。

でも これは ホラーではなくて
ミステリーである。
もちろん 主人公が幽霊だしそれに 
ビターでダークな部分も 織り込まれているので
 読後感はさわやか~というのではない。
それでも いったい どうなっていくのだろう~と
奇妙な迷路にさまよいこんだような 不思議な魅力のある作品だった。





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