「若くない日々」 藤堂志津子

藤堂志津子さんの描く女性は いつも地味である。
ストーリー展開も地味で ミステリー性もないし 普通の女性の普通の日常が
描かれていることが多い。
だから 行動的で はじけた主人公キャラが 好みの私には
あまり向いてないような気もするし 読後感も爽快ではないのに…
なぜか 図書館の棚で見かけると つい 借りてしまう(笑)

タイトルは 「若くない日々」だが
今の私よりは 充分若い日々である。

5話が収録されているが どれも 50代独身女性が主人公である。

「夢ふた夜」
一度男性との同居生活をしてみたくて 知り合いの男性に提案するが
欠点には目をつぶろうとは思いながらも やっぱり 妥協できない…

「フレンズ」
職場で唯一接近してくれる男性は 決してタイプではないのに
中年になった今では そんな彼でも邪険にはできない。

「ドリンカー」
遠方の実家に帰るときには いつも愛犬を預かってくれる知り合いの女性の
家庭の事情。

「若いひと」
入院先の病院での 患者さん同士のつきあい。

「オープニング」
知り合いの女性は 何度も店の形態を変え 新規オープンを繰り返している。
今回も そのオープニングパーティに いそいそとやって来てはみたけれど…

どの話も 日常からかけ離れてはいない出来事で 特に不幸な人生が描かれているのではないが
あまり明るさに満ちてはいず 結論めいた結果もない。

それでも 読んでしまうのは 作家の文章力のせいか
どこか 彼女の想いに共感できることがあるからなのだろう。
調べてみたら 3歳上なので 同じ時代を生きてきたという共通項はあるようだ。







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