[Happy Box]  伊坂幸太郎/山本幸久/中山智幸/真梨幸子/小路幸也

5人の作家さんによる アンソロジー。
でも 全てが ハッピーな話でもない。
淡いブルー系の表紙は 思わず手にとりたくなるような
優しさに満ちている。

今 この記事を書こうとして
おや まあ この5名の作家さんのお名前には
全て 「幸」の字が入っているのだわ~と気づいた。
だから 内容が ハッピーなのではなく 名前がハッピーなだけなのか?(笑)

一番楽しかったのは
トップの 伊坂幸太郎の作品で
[Weather」
天気という意味である。

友人の結婚式にまつわる ショートストーリーで
読見終えた瞬間 誰もが笑顔になれるような~
モテモテ男の友人である主人公の心中が理解できる
ホントに楽しい作品だった。

「天使」 山本幸久 この道66年の掏り師 福子が 出会った
  小さな天使たち
  犯罪モノは あまり好きではないが
  温かい余韻を残す作品だった。


「ふりだしにすすむ」 中山智幸
  「ぼくね きみの生まれ変わり」と老人に話しかけられた
   20代後半女性・りりこの話
   とらえどころがないようで でも 最後には腑に落ちる…

「ハッピーエンドの掟」真梨幸子
   これだけは 暗くじとっとしている。

「幸せな死神」 小路幸也
   死神の幸せなときとは?
   そうなんだ~とか 言いようがないかも~
   だって 死神とは知り合いたくないから(笑)


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「バイバイ、ブラックバード」  伊坂幸太郎

彼の作品は 以前いくつか読んだことがあるが
やはり若い作家さんなので ちょっと付いていけない部分もあり
最近は 遠ざかっていたが…
物語は 唐突に始まり 一番肝心の設定がぼかされたまま終わってしまうが
なぜか 惹き付けられて最後まで読んでしまった。

主人公・星野一彦は誠実なようで 実は大勢の女性との交際を
何年も同時進行し続けていた。
そこに現れた巨漢の女性 繭美は誰かの指令を受けて
彼を強制的にバスでどこかに連れていこうとするが
その前に 付き合っていた女性たちとちゃんとお別れがしたい~という願いだけは
聞き入れてもらえて 5人の女性のもとを 繭美と共に訪れていく。

イチゴ狩りで出会った女性
スーパーの駐車場で出会った子連れ女性
深夜の路上で出会った女性
耳鼻科で出会った女性
スタジオ見学で出会った女優さん

とまあ 各種取り揃えたという感じだが
こんなに5股もかけていた男性なのに
なぜか 憎めないのは…
その恋愛が同時進行している情景が 全く描かれてなくて
謎の不幸へと向かい 彼女達と別れる場面ばかりだからかもしれない。

コミックのような展開なので
この先 彼がどうなるのかは 全く読めない~
奇妙だけれど 面白い作品だ。






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