「岩窟姫」  近藤史恵

「岩窟王」という話は知っているので
この作品も 古い時代のお姫さまの話なのかなあと
思って読み始めたが。。。

蓮美は たしかに姫ではあった~
芸能界でスポットライトを浴びていたという意味で。

同じ事務所所属のライバルであったタレントが自殺する。
そして 彼女のブログには 蓮美のイジメが自殺の原因であったかのように
書かれていた。

これまでの輝く日々が一転して
暗い 人目を忍ぶような暮らしへと転落した。
イジメなど全く実に覚えのない 蓮美は
真相を究明しようと立ち上がる。
だが だれが 味方なのか わからない。

同じ事務所に所属していた 元タレントや
コンビニで声をかけてきた見知らぬ人にも
頼って行動を開始するが。。。

蓮美ちゃん
ホントに彼らを信じても大丈夫?と
作品中の彼女に呼びかけそうになったり~(笑)
登場人物と一緒に ドキドキしながら
読み進めていった。

後半は意外な展開になっていく。
芸能界というものは
やはり こういったどろどろした 犯罪まがいのことが
まかり通っている世界なのだろうか?







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「スーツケースの半分は」  近藤史恵

明るいブルーの皮製スーツケース
そのスーツケースで旅すると
いいことが起こるらしい。。。

このスーツケースをめぐるいくつかの物語で構成されていますが
どれも繋がっているようです。

楽しく読めたけれど
ちょっと構成が重視されてるかなあ~と言う気がしました。

きれいにまとまりすぎ~

軽く動かしやすいキャリーケース全盛の今
皮製のスーツケースは ノスタルジックなイメージをかもしだしている。

でも やっぱり重いよねえ(笑)

「モップの精は旅に出る」   近藤史恵

近藤史恵さんは 好きな作家さんだが
その作品には 少しかげりがあるものが多いようだ。

この作品は ファッショナブルな装いで
ビルの清掃業を楽しくしている 「キリコちゃん」が主人公で
これまで このシリーズをずっと読み続けてきたが
どうやら これが最終回のようで残念。

ビル内で起きた事件・謎を
キリコちゃんが解決していくのが楽しい。
でもキリコちゃんは あくまで脇役のように登場している。

また いつか ふら~と
再登場してくれるとうれしいなあ。


第一話 深夜の歌姫
第二話 先生のお気に入り
第三話 重なり合う軸
第四話 ラストケース






「昨日の海は」  近藤史恵

じっくり読める いい作品だと思った。

主人公の光介は高校生で 海辺の町に住んでいる。
母の姉とその娘8歳が 突然東京からやってきて同居するようになる。

母の祖父母は 光介の生まれる前に
海で心中 もしくは 無理心中をしたらしい。

祖父は写真屋だったので
今 光介の住んでいる家には
昔の写真屋の部分が そのままホコリをかぶって残されている。

その写真屋の部分を
伯母が掃除整理し始めた。
祖父の作品を目にして 興味を覚えた 光介は
カメラに興味を持ち始める。。。

伯母とその娘との同居生活は
まあ うまく行っているようだ。

光介が祖父の以前の知り合いを尋ねるうちに
やがて 心中事件の実像にせまっていく。。。

表紙の絵も
内容にぴったり合っていて とても心地よい。




「胡蝶殺し」   近藤史恵

タイトルには 「殺し」と言う言葉が入ってはいるが
この作品には 「殺人事件」は登場してこない。(ちょっと残念?笑)
「胡蝶」というのは 本来の意味は「蝶」のことだけれど
この作品では 歌舞伎舞踊の「胡蝶」を指しているようだ。
ミステリー性は あまりない。
男の子二人にスポットライトが当ててある。

この物語の話し手は 歌舞伎役者の市川萩太郎。
37歳の彼には 6歳の息子・俊介がいるのだが
同じ年で 歌舞伎役者の父親を亡くしたばかりの秋司の後見人となる。

萩太郎は息子と秋司二人に「胡蝶」を躍らせたいと思うのだが…

歌舞伎大好きの作者ならではの作品で
歌舞伎を二度しか観たことのない私にも 分かる内容ではあるが
歌舞伎ファンではないので イマイチ盛り上がりに欠けてしまう。
でも 萩太郎は好ましいキャラクターなので 又彼を主人公にした別作品が
あれば読んでみたいと思う。

タイトルの意味が 読み終えた今でも まだ理解できない。~(>_<。)~

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