「均ちゃんの失踪」  中島 京子

読みながら なんだか読んだような気がするなあと思ったけれど
記録にはないので 他の作品と勘違いしているのかもしれない。

均ちゃんは
ゆるいタイプのプレイボーイ(もう死語なのかも)

均ちゃんの住んでいる家が盗難の被害に合ったが
本人は行方知れず・・・
そこで警察の調査が及んだのは
この家の持ち主である 均ちゃんの元妻50代。
それから 均ちゃんと付き合っている外資系重役秘書の30代女性。(他に不倫もしている)
もう一人は 雑誌編集者20代。

ひょんなことで知り合った 三人は なんと一緒に温泉に泊まりに行ったりもする。

私にはこういう 一人の男をめぐる関係女性が仲良くするというのは
信じられない展開だけれど 人はそれぞれだから こういうのもあり得るのかもしれないね。

あまりミステリアスでもなく 魅力的な人物も登場しないが
まあ それなりに楽しめた。

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「眺望絶佳」  中島京子

一味変わったテイストの作品が10篇集められている。
そして最初のは往信で なんと差出人はスカイツリー
最後の復信は・・・ そう 東京タワーなのですよ。

子供の頃に東京タワーができ
中学の修学旅行で見学に行き
そして息子の奥さんになる人とその後両親にに初めて会ったのは
東京タワーのすぐそばでした。
だから わたしは やはりあの素敵な形の東京タワーのファンです。
(これは作品抜粋ではなくて わたしの想いです)

大人の童話のような 読み終えた後も
いつまでも 心の奥底にひっそり残っているような
そんな味わい深い作品ばかりです。

「よろず化けます」というたぬきの兄弟のお話と
「おさななじみ」という男子校のクラスメイトと結婚する話が
特に印象に残りました。

こんな短い作品なのに
読者の心を きゅっと掴めるなんて
すごい才能だなあと思います。
中島京子さん 気になる作家さんです。

「東京観光」  中島京子

7編の短編が収録されている。
どれも ちょっと意外な部分がある。
変だけれど なんだか楽しい。

*植物園の鰐
*シンガポールでタクシーを拾うのは難しい
*ゴセイト
*天井の刺青
*ポジョとユウちゃんとなぎさドライブウェイ
*コワリューフの鼻
*東京観光

植物園へ鰐を探しに行ったり
鼻が自力で歩いたり
大人向けの童話のような部分もあり~

その中では
一番普通そうな「東京物語」は
でも やっぱり ありそうでなさそうで~という
箇所があるのだけれど
じんわり 心に残る作品だった。

「エ/ン/ジ/ン」 中島京子

タイトルもそうだが
ちょっと わかりにくいストーリーだった。
読み終えてみると まあ わかったような気もするが…

隆一は ある日
一年だけ在籍していたという幼稚園から同窓会の通知が届く。

たった一人と 主催者だけの同窓会で
その一年だけあった幼稚園「トラウムキンガーガルテン=夢の幼稚園」の
園長の娘と出会う。

元園長は 認知症になっているようだ。

その園長の娘に依頼されて 彼女の父親探しを始める…

「エンジン」とは 「猿人」ではなくて 「厭人」?

元園長の つぶやく言葉と ネット検索を駆使し
コマメに手がかりのありそうな人と話もし…
その過程をわたしも一緒にたどっていくようで
楽しく読めた。(わけがわからないままに~)





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