「 鉄道旅ミステリ2 愛より優しい旅の空」  柴田よしき

前作の「夢より短い旅の果て」は3年前に読んだ。
この作品には 全国の色々な路線が登場してくるが
前回は知らない線ばかりだったが
今回は旅したことのある路線が出ていたので
楽しく読めた。

主人公の香澄は突然姿を消した叔父を探す旅をしている。
路線ごとに かなりマニアックな部分も述べられているので
鉄子さんではない私には ちょっと退屈な部分もあった。
鉄道が縁で恋人になった男性も登場してくるが
叔父探しのストーリー自体は もやもやしているような~

歌う電車「京急電鉄/東京モノレール」
青い蝶の空 「南阿蘇鉄道高森線」
避暑地の幻「中央本線~小海線」
希望の海(1) 「東北本線~那須電気鉄道」
希望の海(2) 「釜石線~山田セン~三陸鉄道北リアス線」
線路は続く







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「クリスマスローズの殺人」  柴田よしき

柴田よしきさんの作品はこれまで たくさん読んできた。
割と好みの作家さんである。

でも この作品は どうも
あまり好みではなさそうだ。

私立探偵メグが引き受けた仕事は
夫の出張中に妻の浮気を監視するという
簡単な調査だったのだが。。。

向かいのマンションの空き室から
ずっと見張っていたはずなのに
あれえ~
いつの間にか
事件が起きてしまい。。。


あっそうそう
書き忘れるところだった。
主要登場人物のほとんどが バンパイア一族で
コウモリやネコに変身できる人(?)もいるらしい。

イマドキのバンパイアは  人間の血よりもトマトジュースが好みらしい。(笑)


軽ハードボイルド+コージー+本格推理! なのだそうだ。
うん そう言われれば そうなのか~も~しれない。









「風のベーコンサンド 高原カフェ日誌」  柴田よしき

バブルの頃は ペンションブームで賑わい
そして今は たくさんのペンションが閉じられ
巡回バスもなくなり 寂しい状況となっている~
そんな百合が原高原のペンションを改装して
カフェを始めたのは 夫と離婚寸前の菜穂である。

地元の美味しい 新鮮な食材や パンを使い
次々と楽しいランチを生み出している。

そんな彼女と まわりの住民たちとのやり取りが
描かれていく。
のんびりではなく やや不安をはらみながら~
エキサイティングな内容ではないけれど
涼しい風の吹き抜ける高原の風景を思い描きながら
読み進めていった。

もう少し スパイスが効いていた方が 私好みかも。。。


「夢より短い旅の果て」  柴田よしき

香澄の叔父である高之は初恋の人だったが4年前に失踪した。
その行方の手がかりにと 彼が属していた大学の「鉄道旅同好会」に入った香澄は
あちこち電車旅をしていく。

柴田よしきさんの作品は これまでたくさん読んできたが
「鉄子」さんだとは ちっとも知らなかった。
鉄子さんとは つまり 鉄道オタク女性のことである。

ここに登場するのは・・・
飯田線
  北陸鉄道浅野川線
    氷見線
     こどもの国線
        急行能登(これだけ列車名)
          常磐線
            JR日光線
              沖縄都市モノレール

私は ほとんど行ったことがないかな~
路線の一部なら通ったかもしれない。
飯田線には乗ってみたいと思っている。

私は鉄子さんではないけれど
列車の旅は好きだし 時々近場なら 一人でふらり旅もする。
それでも ここでの駅や路線の解説は
ちょっとマニアックだなあと思えた。
自分がそこに行ってないし 景色も載ってないので
なかなか それらの文章がすんなり 自分に吸収されない~
というもどかしさを感じた。

結局この本では 叔父さんの行方はわからない。
でも ちょっとミステリっぽい部分もあり
たいくつはしない。

でも やっぱり
私は電車自体より 旅の途中や行き先の風景の方が好きだ。

「竜の涙 ばんざい屋の夜」 柴田よしき

「ふたたびの虹」に続く 「ばんざい屋シリーズ」
ところで…
ばんざい屋とは 行くと 「バンザ~イ」をしてくれる店なんかではなく
京都では お惣菜のことを 「おばんざい」というようで
そういう庶民的な料理を出すお店のようだ。

女将は 店にやってくる人に
強引に立ち入ったりはせず それでいて 優しく温かく包んでくれるような素敵な女性である。
「竜の涙」
「霧のおりてゆくところ」
「気の弱い脅迫者」
「届かなかったもの」
「氷雨と大根」
「お願いクッキー」
一応 以上の短編で成り立ってはいるが
それぞれの話の中心人物が 微妙にからみあっていて
同じ場面を 別の角度から眺めているような 楽しさもある。
ここに登場する人物たちは 女将も含めて
色々悩むことがあるのだけれど
どの話も暗く悲しいイメージではなく
明るく前向きな風が 吹いている~
そんな 読後感のさわやかな作品である。

さて ビルが取り壊されて 店を一旦たたむことになった女将だが
次は どうなるのか…
また 新しい展開を待つことにしよう。




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