「オバさんになっても抱きしめたい」  平 安寿子

主な登場人物は
バブル期にブイブイ言わせた 45歳の山元里佳子
バブルがはじけ散った後に生まれた20代後半の才川美結
その他 同じ会社に勤務する人達。
でも仕事の話はほとんど出てこないので
一体何の会社だったっけ?という感じ(笑)

「オバさん」として描かれているのは まだ45歳の里佳子
すでに60代の私などは もはやオバさんでもないようだ。

里佳子と 美結 それぞれの立場からの言い分が書かれていくが
私にすれば 彼らは総称して 私より若い女性という認識になってしまうので
どっちの言い分にも 反論も同調もできない。

でも作者は私と同世代なのに
こんな風にリアルに自分以外の世代を描けるのは 素晴らしいなと思う。

刺激的な事件も起こらず
悪意もほとんど存在しない 緩いストーリーだけれど
楽しく読むことができた。
ラストは とっても いい感じ。

平 安寿子さんは 好きな作家さんの一人だ。

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「恋愛嫌い」  平 安寿子

「恋愛嫌い」と言うよりは
「恋愛苦手」な3人の女性が登場している。

田之倉喜世美 コンタクトレンズ販売店勤務 29歳
二宮翔子    コンピュータデータ処理の仕事 26歳      
矢代鈴枝    スナック菓子メーカー勤務    35歳
この三人は独身ランチ仲間である。
3人は 全然持てないというのではなさそうで
それぞれお誘いがかかったり デートしたりもしているが
あまり恋愛体質ではないようで 盛り上がりに欠けるようだ。

実は私も 恋愛上手ではなかったので
彼女たちの気持ちに共感できる部分も多く 楽しめた。
ただ 主要人物が3人 それも同じような境遇だし
キャラクターにも そんなに差が感じられないので
今 誰の話だっけ? と 混乱してしまった。


「パートタイム・パートナー」   平 安寿子

平さんの作品は 明るくて ほんわりしていて ゆるい感じで
どこか田辺聖子さんと通じるものがあるようで 好きな作家さんです。

この作品の主人公は
「パートタイム・パートナー」の進藤晶生。
「パートタイム・パートナー」とは デート屋さんみたいなもので
デートや電話のやり取りなど 2時間1万円で引き受ける。
肉体関係はなし~
交通費や飲食代などは別料金という商売らしい。

彼は女性をおだてるのが実にうまい。
無理せず 自然にほめ言葉がわいてくるらしい。

ホストクラブのホストよりは健康的なイメージだし。
気晴らしに デートしたい女性もいるだろうし…
知り合いのつてに頼っている分には まあ安全なのだが~
そうでない場合は やはり やばいことにもなるようだ。

彼の本業は 友人の酒屋の手伝いで
このパートタイム・パートナーの仕事は
そう儲かっているようでもないが 
仕事は楽しそうだ。

その場限りの 仕事で愛想良くしてくれる男性とは
デートしたいなどとは思わない(今は・笑)けれど
もっと年を取ったら たまには 若い人とおしゃべりしたいと思うことも
あるかもしれないかも。。。。(^-^)/
そんなことを想像しながら楽しく読んだ。

「おじさんとおばさん」 平 安寿子

タイトルから想像できるように
お洒落でも ミステリアスでもなく…
普通の中年が描かれている。

小学校時代の恩師の息子さん(政治家)を応援する会で
久しぶりに再会した 6人男女のその後が描かれていく。
50代後半の女性3人 男性3人 
独身 バツいち 普通の主婦
妻を病気で亡くした人 アナウンサー 仏壇や

それぞれが好意を抱いたり 実際につきあったり~と
ありそうでなさそうな(笑)現実っぽいストーリーが展開していく。
まあ さらり~と読み流せるが
特に面白いというわけでもなかった。

作者は 私と同世代なので
彼女の作品には共感できる部分も多い。
なんといっても 同じ時代を生きてきたのだから…

小学校の同窓会
おばあさんになるまでには
一度くらい 覗いてみたいかも~


「人生の使い方」  平 安寿子

平 安寿子の作品は 読みやすくて 共感できて 好きだが
彼女の作品は 一体 どういう分類に入るのだろう?

ミステリーではない。 純文学でもない 
さりげないユーモアに溢れていて 
誰でも遭遇する日常の悩みなどが
楽しく 綴られている。

この作品では…
40代後半の夫婦が主人公である。
定年までには まだ間があり
夫の勤務先の会社も なんとかこの不況の波を泳ぎ続けているようで…
息子と娘にも そう大きな問題もなく~

妻は 義姉のアドバイスを受けて
夫に 何か趣味を持つように 勧める。
できれば 夫婦二人して 定年後も楽しく続けられるような~
かくして 二人で カルチャーセンターの 体験レッスンを あれこれ受けることにする。
そこで 夫の兄に 緊急事態が…

本当に どこにでも起こりうる 普通の暮らしが描かれていて
新鮮でもなく どっきり感もあまりないが
それでも さらさらと 読み終えてしまった。

夫も妻も 特にラブラブではないが
険悪でもなく まあ はたから見れば 仲良い方ではないかな~
それに 二人とも 普通にいい人なので
読んでいても そこそこ心地よいのだと思う。

登場人物が すごく 嫌な人だと 読む気がしないし
すごく良い人でも やはり なんだか イヤだ(笑)
ある程度共感できる部分があって そう そうよね~
ふ~ん そうなんだ~と思える部分があると 楽しめるのだと思う。







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