「自由なれど孤独に」  森 雅裕

「自由なれど孤独に」これは シューマンのヴァイオリン・ソナタのタイトルらしい。
 (Frei Aber Einsam)

さて この作品は 19世紀半ばの ウィーンが 舞台である。

主人公は ブラームス

そして シューマン(すでに亡くなっている) ワーグナー
それから なんと あのエリザベート王妃までも 登場してくる。
大富豪のユダヤ人の銀行家・ロスチャイルド や ワーグナーの
罠にはめられ 殺人事件の犯人にされそうになる ブラームス。

音楽の話題より 思想・政治がらみの 複雑なからみが 主に描かれていて
誰が いい者か そうでないのかが
分かりにくく 私の頭は 混乱状態のままラストを迎えた。

ワーグナーって そんなに アクの強い人物だったのか~が
私の 唯一の 感想らしきものである。(笑)

まだ ドイツという国もイタリアも 成り立っていない時代
今もクラシック音楽として 世界中の人々に愛されている曲を生み出した
当時の作曲家・音楽家たちの時代も
純粋に 曲を作って演奏すればよいというものではなくて
パトロンや 王室その他の 様々な要因と うまく折り合いをつけて
暮らしていたのだろう。
尊命中は 貧しい暮らしぶりだった音楽家も多いようだし…

それにしても
今現在作られている多くの曲も
こうして 後世になっても 多くの人に愛されていくのだろうか?
それとも 今クラシック音楽と言われているものだけが
ずっと 幅を利かせて残っていくのだろうか?





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「ビタミンCブルース」 森 雅裕

主人公は 人気絶頂の女性歌手。

でも 中身は 普通っぽくて なかなか いい感じのキャラである。


超過密スケジュールの彼女の元に

ロンドンでの知り合い女性の遺児が 尋ねてくる。

小学生の男の子なのだが

かなり 大人びていて 大人顔負けの話しぶり。

さて

TVスタジオと ライブ会場で

相次いで殺人事件が起きる…

テンポの速い会話が 楽しい。



 

「北斎あやし絵帖」  森 雅裕

森 雅裕は 好きな作家さんだが
最近新作を見かけないなと思ったら
図書館で 未読のを発見~
でも 1998年発行なので 新作ではないけれど…

北斎とは あの有名な江戸時代の絵師です。
先日も 北斎の作品展を見に行って
江戸時代の人とは思えないほどの 斬新さ
現代に通じる絵心を感じて なんだか親しみを覚えたものですが
彼は結構時代小説の題材になっているようです。

「北斎」と 剣の使い手・「千葉周作」
そして 洋琴(チェンバロ ピアノ?)作りに熱中している 「あざみ」
この奇妙な取り合わせのトリオが どろどろした政権の渦に巻き込まれていく。

松平定信 歌舞伎の団十郎 写楽など
当時の有名人が 次々と登場して それも それぞれの呼び名がいくつもあるので
私の頭は やや(かなり)混乱を極めたようだが…
この3人のやり取りは とても楽しい。
 
たくさん登場してくる お江戸の地名は
今もそのまま残っている所が多く
東京に詳しくない私でも わくわくしてくる。

北斎は90歳まで長生きしたという。
彼の子孫は どこかにいらっしゃるのだろうか?

時代小説を読む度に
明治の前は江戸時代~私の祖父母も祖父母は 江戸時代生まれかな~
などと 江戸時代と江戸の暮らしぶりを 身近に感じる。




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