「ハートブレイク・レストラン ふたたび」 松尾由美

この作品の一巻を読んだのは
9年も前で 久しぶりに続編が出たようだ。

フリーライターの真以は
近くのファミレスを書斎代わりに利用している。
いつも空いているので パソコンを持ち込んで仕事をしていても
文句を言われないようだ。
この店では おばあちゃんの幽霊が現れて
店員以外は 見える人とそうでない人がいる。

真以は 色々な事件の謎をおばあちゃんに解いてもらっている。
ハルおばあちゃんは 和服姿でちょこんと座っているが
何も食べたり飲んだりはしない。
奇妙な設定だけれど 事件の謎解きは楽しめる。





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「おせっかい」  松尾由美

耳鼻科の待ち時間に読み終えた。
別のもっと楽しい小説にすれば良かったなと 後悔。

主人公は・古内繁は46歳管理職のサラリーマンである。
骨折で入院中に部下から差し入れられた 雑誌の小説に惹かれ
のめりこむようになるのだが
ある時 ふとした拍子に その作品の中に入り込めるようになる。。。

松尾さんの作品は どれも現実ではない部分があるので
それは わかって読み始めたのだけれど
小説の中に入り込める~という設定は
本人だけの問題であれば まあ理解できるのだけれど
それを他人も知ることとなると
ただの夢の世界ではなくなってきて・・・
現実との交差が難しいなと思う。

楽しい小説だと良いのだが
「おせっかい」な犯人による 殺人事件が多発するという
内容なので あまり楽しめなかったのかもしれない。




「花束に謎のリボン」  松尾由美

花屋に勤める「智花」は
余り売れていない小説家「嘉信」と一緒に暮らしている。
智花は店で起きたちょっと変わった出来事などを嘉信に話し
彼がそれを推理していく~というパターンなのだが
どうも最近 彼の推理がひねくれた暗い方向に向かうのが
イヤになってきたようで…

それぞれのエピソードの謎の答えは
どれも明白にはならないし
刑事事件になるような物でもなく
あくまで日常の謎(当事者には当たり前の行為であっっても)なので
物語は ゆるいペースで流れていく。
だが それぞれの心模様が
どれも それなりに理解できそうなので
共感を覚える。

読後感が ほわっといい感じ。(^-^)




「煙とサクランボ」 松尾由美

タイトルからは ちょっと想像できない内容であった。
彼女の作品は これまでに たくさん読んではきたが
この作品が どう展開していくなか 途中までは 全くよめなかった。

主人公は
炭津という中年男性で 小さなバーで 時折 立石晴奈という若い女性と
話し込んだり マスターと軽口をかわしたりしている。
その炭津は 幽霊である。
でも 生前の彼を知らない人や 知ってはいても すでに亡くなったということを
知らない人にだけは その姿が 普通に見えるらしい。
彼は 普通に歩けるし 電車にも乗れるのだが
飲食物はノドを通らない でも タバコは吸えるようだ。
そして ちっとも年を取らない。

でも これは ホラーではなくて
ミステリーである。
もちろん 主人公が幽霊だしそれに 
ビターでダークな部分も 織り込まれているので
 読後感はさわやか~というのではない。
それでも いったい どうなっていくのだろう~と
奇妙な迷路にさまよいこんだような 不思議な魅力のある作品だった。





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