「愛なき世界」  三浦しをん

タイトルから殺伐とした物語を想像してしまいそうだが
そうではないようだ。

洋食屋の店員が 大学の研究者の女性に恋をする話である。
彼女の研究の対象は、シロイヌナズナという植物の葉で
その研究についても かなり専門的に解説されている。

なるほど~と感心したり~
読んでも理解できなさそうなので 読み飛ばしたり~
それでも 研究室の人達の和やかな雰囲気や
主人公である 藤丸の性格の良さ 主との相性の良さなど
楽しい気分で読み進めることができた。
ガンバレ! 藤丸! と応援したくなった。








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「ののはな通信」  三浦しをん

仲の良い女子高校生同士の
長年に渡る付き合いを描いている。
二人の手紙~Eメールのやり取りという形式だ。
二人のやり取りは 昭和59年にスタートしていて
2011年の東日本大震災で幕を閉じている。

途中で 読むのをやめようかなと考えたのは
この 「のの」と「はな」の関係が 単なる友だちではなくて
一時は 女性同士の恋愛にまでなっているという点が
私の好みには合わなかったので。

私も女子校だったので
交換日記というのも経験したし
女性同士のそういう関係が存在することも
知ってはいたけれど。。。

読み終えたけれど
二人の関係以外にも
彼女達に共感できない部分が色々あった。





「お友だちからお願いします」   三浦しをん

三浦さんは好きな作家さんで これまでも何冊か読んできたが
これはエッセイ集で 雑誌や新聞に掲載された作品を集めたものだ。

どれも自然体で 彼女の日常が綴られていくが
面白おかしく楽しく書かれているので退屈せず読めた。
独身 1人暮らし でも家族との関係は良好のようで
ご両親もよく登場している。
彼女が30代半ばの頃の作品である。

そうよね そうなんだ~と
共感できる内容が多い。

これからも どんどん 彼女の作品を読んでいきたい。





「星間商事株式社史編纂室」  三浦しをん

ミステリーではないけれど
ミステリアスな部分もあるので ドキドキわくわくは しなくても
楽しく読めた。
すかっとさわやか~というには
不透明な部分が少し残されているようにも感じたが~

星間商事株式会社は戦後に創立した中規模商社。
そこの企画部でバリバリ働いていた川田幸代は
上司の申し出を断った為に
社史編纂室というマイナーな部署に左遷された。

そこは
やる気のないメンバーのたまり場だった。
姿を見せたことのない部長
定時に出社したことにない本間課長 
ヤリチンと呼ばれている矢田 
毎朝元気にラジオ体操をしている みっこちゃん。

幸代の趣味は同人誌を作り コミケで販売すること。
それが ひょうんなことから 同じ部署の皆に知られ・・・

まっとうな社史と
会社の過去の不法なやり方をあばく裏社史とを
同時に制作していくことになった。
彼らは 本当はやる気のある人達だったようだ。
幸代が一緒に暮らしている 自由人の洋平との関係や
同人誌仲間の二人との繋がりも描かれていく。

ドラマ化されたら 楽しいかもしれない。







「格闘する者に○」  三浦しをん

この作品は 三浦しをんさんの書き下ろし長編小説の第一作。

藤崎可南子は就職活動中。
彼女の大学での仲の良い友人は二人いるが
どちらも のんびりモードのようだ。
可南子は出版社が希望で 大手を何社が受けている。

その試験や面接の様子
複雑な過程の事情
世間というものに初めて飛び立とうとしている 可南子の奮闘ぶりが楽しい。
ただ一つ 恋人がおじいさん~(60代後半?)というのが
どうも違和感を覚えるのだけれど~
その恋人にいつも ぺディキュアやマニュキュアをしてもらう~というのも
彼女の自然体な暮らしぶりと シンクロしないようなんだけれど~
でも全体的には 明るい展開なので 退屈しないで読めた。

入社試験に わざわざ「平服で」と書いてあるので
正直に普段着で行ったら 他の全員リクルートスーツだった~と言うくだりには笑わせられた。
この平服で~というのは 他の状況でも
たしかに鵜呑みにしてはいけない条項なのかもしれないね。


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