「シートン(探偵)動物記」 柳 広司

あの有名な動物学者 シートンが
動物の生態を元に推理して 事件を解決していく。

私は特に動物好きの子供でもなかったようで
「シートン動物記」を読んだ記憶はないのだが…
このシートン探偵ものは 楽しく読むことができた。

シートン氏は イギリス生まれ カナダ育ち アメリカで成功したらしい。
ニューメキシコ州サンタ・フェの近くに 広大な動物王国を築き上げたそうな~
ロサンゼルス・タイムズの記者である わたしは
このシートンの下を訪れて 過去の動物にまつわる事件を取材する。
シートンはすでに80歳であるが 元気いっぱいである。

この作品に登場する 主要動物たちは…

オオカミ       オオカミは人を殺さない?
カラス        カラスの鳴き声 楽譜つき~ カラスがダイヤを盗んだ?
ハイイロリス    リスのふさふさ尻尾は何の為?
ウシ         ウシはハエが大嫌い?
血統書つきネコ    ネコは元のすみかに戻る
スカンク      悪臭を放つ時
         熊よりこわいものは?



動物の右側に書いた キャッチコピーのような文は 私の創作です(笑)

大人になった今では
ネコ カラスや アリや 野鳥など
身の回りにいる動物たちの生態観察は 結構楽しいです。
愛猫家 愛犬家の生態も また 私の興味対象でもあります (ё_ё)






 
 
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「黄金の灰」 柳広司

トロイアの遺跡を発掘した シュリーマンの姿を描いている。
だが 少年の夢を持ち続け ついに発掘した~という
私が今まで思い描いてきた シュリーマンのロマン溢れる
発掘物語ではなく 現地トルコや 作業員との トラブルなど
現実を突きつけられたようで・・・
そして これはフィクションなので 殺人事件が登場してくる。

意外なことに
ウィキペディアによれば
この作品と似通ったことが書かれていた。(殺人事件以外)
たしかに…
発掘は 一人の力ではできるものではなく
ましてや 自分の祖国ではない地であるし~
彼以外にも この遺跡に注目していた人もいただろうし~

これまで読んだ 柳広司の作品では
ダーウィンや ソクラテスなどの主人公は
皆 風変わりではあるが 魅力的な人として描かれたいたのに
今回の シュリーマンの場合は…
どう言ったらいいのだろう?
あまりにリアルな変人に描かれているような気がした。

作者は 歴史を描こうとしているのではなく
あくまで ミステリーの素材として
過去の有名人を起用しているのだが
私は そういう手法は 結構好みではある。





「饗宴 ソクラテス最後の事件」 柳広司

あの有名な ソクラテスが主人公で
古代ギリシャのアテナイで起こった奇怪な殺人事件が
描かれていく。
ソクラテスをホームズに見立てるなら
さしずめ いつも側にいるクリトンは ワトソン役~
クリトンの告白形態で書かれている。

この事件は 作者の想像 フィクションなのだろうが
ソクラテスの生きていた このアテナイの描写は
映画のシーンのように 素直に受け入れることができ
はるか昔の世界を垣間見たような気分になれた。
とは言うものの…
殺人の描写は かなりおぞましいので
想像力たくましく 怖がりの私には 不向きな部分で
超快速で ぶっ飛ばし読みした。

昔の偉人 ソクラテスが なんとなく身近に感じられた。
作者のこういう手法は好きなので
他の作品も読んでいこうと思う






「はじまりの島」 柳 広司

あのダーウィンが ビーグル号に乗って ガラパゴス諸島に到達したのは
1835年9月のことであった。
ビーグル号がイギリスを出発してから もう4年の歳月が流れていた…

この作品では ダーウィンは とても魅力的な若者に描かれている。
彼が ゾウガメや イグアナと仲良くしている様子を想像すると
とても楽しい。
でも ここでは 彼の研究・観察よりも 乗組員の間で起きた
殺人事件の解明の方に 重きがおかれている。

ビーグル号が前回の航海で 南米大陸南端のフエゴ島を訪れた際
船長は その地の住人を3人 イギリスに連れ帰り 
彼らは イギリスで 一年間暮らした後 元の島へと戻されていった
彼らの思考は すでに 元の通りではなく それが 予想もしない
原住民との摩擦を起こしていく。

これらは 実際にあった話なのかもしれない。(殺人事件は フィクションだと思うが)
ガラパゴス島の興味深い動物たちの話を楽しむと共に 色々考えさせられる問題も多かった。






「聖フランシスコ・ザビエルの首」  柳 広司

ちょっと怖そうなタイトルだけれど ザビエルには少々興味があるので
読むことにしました。

ザビエルは 1549年に日本にキリスト教を伝えたとして有名で
肖像画は 歴史の教科書などでもおなじみである。

フリーライターの オレは 新しく見つかったという
ザビエルの首の取材に 鹿児島へと赴く。
そこで ザビエルの首を凝視していたオレは 
なんと そのザビエルに凝視されてしまい…(かなり怖いけど)
タイムスリップして
日本滞在中のザビエルと出会うことになる。

それから 次々に ザビエルの過去にも
飛んで行き ザビエルの周りの人の意識にもぐりこんで
様々な体験をするようになる。

・・・という不思議なストーリーであった。
なかなか 面白い設定で 楽しめたが
最後の方で この現象についての 本人の解釈が
述べられていて それは かなり複雑で
わかったようで わからない~状態となった。


ザビエル研究者もどきの私としては
ザビエルの過去について 色々知ることができて
興味深い内容であった。









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