「ほろにがいカラダ 桜ハウス」  藤堂志津子

藤堂さんの作品は
だいたい読んできているので
たぶん このシリーズも読んだような~

昔 桜ハウスという下宿屋で一緒に
暮らしていた仲間達のその後を描いている。

今も桜ハウスで暮らす 大家の蝶子の視点で
他の人達の暮らしぶりが描かれている。

ほとんどが独身女性で
ハッピーな恋をしている人は少なく
不倫がよく登場している。

暗くはないけれど
楽しくもない
共感できる部分も少ない
それでもなぜか読んでしまうのが
藤堂志津子の作品である。






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「隣室のモーツアルト」  藤堂 志津子

藤堂静子の作品は からっと明るくはなく でも暗すぎることもなく
ハラハラもなく 魅力的な人物もあまり登場はしないのだけれど
図書館に行くと なんとなく選んでしまう~そんな感じ。

今回は タイトルにも惹かれたが…

「おもかげ」
「彼女の晩年」
「好きよ。すきなの」
「わたしの叔母さん」
「隣室のモーツアルト」
多花子が手術のために入院した病院の隣の部屋の患者は大声で話すので
迷惑だったが なんと昔つきあった男性であった。
隣の病室からは モーツアルトの曲が大音響で聞こえてくる。
多花子は つきあっていた当時のことを思い出すのであった・・・

タイトルから期待したようなロマンチックな展開はまるでなく
やっぱり やや重く やや暗い作品であった。

「きままな娘 わがままな母」  藤堂志津子

私は きままな娘ではないし 母も そう わがままではないので
登場する母娘に あまりシンクロする部分は少なかったが
暗い部分や 悪人は登場しないので 安心して読むことができた。
反面 刺激的な作品ではないのは 仕方がないが…

娘・沙良は 37歳 未婚で母との二人暮しだが
二級建築士の資格を生かして独立することにした。
母の提案で 自宅の一部を改造し 事務所にすることに。

日々の考え方のずれなどは どの母娘にあるような程度で
たいした諍いもない。
だから タイトルの印象ほど 彼らは わがままでも きままでもないと思う。

私は 独身時代 何でも母に打ち明ける方ではなかったし
今は 息子二人の母なので 彼らも もちろん 何でも話してはくれてはいない。

私は 80代になった母の話をできるだけ聞いてあげるようにはしているが
知りたがりで 考えを押し付けようとするので とても一緒に住めないなと思う。

藤堂志津子の作品に登場する主人公の女性は
そう しっかり者の バリバリのやり手でもないのだけれど
その恋人は たいてい 優しいだけがとりえの 軟弱男のことが多い。

スリルも 謎も 魅力的な男性も 登場しないけれど
やっぱり 又 手にしてしまう作品たちである。





「若くない日々」 藤堂志津子

藤堂志津子さんの描く女性は いつも地味である。
ストーリー展開も地味で ミステリー性もないし 普通の女性の普通の日常が
描かれていることが多い。
だから 行動的で はじけた主人公キャラが 好みの私には
あまり向いてないような気もするし 読後感も爽快ではないのに…
なぜか 図書館の棚で見かけると つい 借りてしまう(笑)

タイトルは 「若くない日々」だが
今の私よりは 充分若い日々である。

5話が収録されているが どれも 50代独身女性が主人公である。

「夢ふた夜」
一度男性との同居生活をしてみたくて 知り合いの男性に提案するが
欠点には目をつぶろうとは思いながらも やっぱり 妥協できない…

「フレンズ」
職場で唯一接近してくれる男性は 決してタイプではないのに
中年になった今では そんな彼でも邪険にはできない。

「ドリンカー」
遠方の実家に帰るときには いつも愛犬を預かってくれる知り合いの女性の
家庭の事情。

「若いひと」
入院先の病院での 患者さん同士のつきあい。

「オープニング」
知り合いの女性は 何度も店の形態を変え 新規オープンを繰り返している。
今回も そのオープニングパーティに いそいそとやって来てはみたけれど…

どの話も 日常からかけ離れてはいない出来事で 特に不幸な人生が描かれているのではないが
あまり明るさに満ちてはいず 結論めいた結果もない。

それでも 読んでしまうのは 作家の文章力のせいか
どこか 彼女の想いに共感できることがあるからなのだろう。
調べてみたら 3歳上なので 同じ時代を生きてきたという共通項はあるようだ。







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