「真犯人」    翔田 寛

幼児が誘拐され殺害された事件を捜査する警察側の視点で描かれている。
事件は 昭和49年に起こった。
身代金一千万円を要求されたが 引渡しはされないままとなった。
疑わしい人物はいたが 結局犯人は挙がらなかった。

そして 14年後
時効を前にして チームが結成され 再捜査されることになった。
だが やはり犯人は特定できなかった。

平成27年になり
被害者の父親が殺害されるという事件が起きた。
昭和49年の誘拐事件との関連に注目した 刑事たちが
ようやく真犯人にたどり着く。

現在では たしか殺人事件に時効は無くなったはずなので
過去の事件が 再び捜査され 真相が究明されることも
珍しくないのだろう。

警察官の不祥事など 悪い部分ばかり 耳にするが
事件解決に向かって 一生懸命になっている 刑事の行動には
とても興味が持てる。





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「探偵工女 富岡製糸場の密室」  翔田寛

世界遺産に登録された 富岡製糸場の名前や建物の外観は知ってはいたが
実際に そこでどのような作業が行われていたのかは知らなかったが
この作品では 作業の様子なども詳しく説明されていて 興味深かった。

この作品はタイトルからもわかるように ミステリーである。
フランス人の指導によって 少女達が働いている この製糸場で
一人の少女が亡くなり もう一人は行方不明になった。

工場長の娘である 勇は この事件の真相を知ろうと 一人で奮闘していく。
この工場は 生糸を輸出の主力商品にする為に
明治政府が 大金をつぎ込んで 明治5年に創業された、
明治5年と言えば まだ 江戸時代の風習 考えを引きずっている時代だったのだろう。
今まで敵対視していた 西洋人の指導を受け
新しい技術を覚えていく。。。
何もかもが 新しく 珍しく でも不安がいっぱいの日々だったのだろう。

繭から糸を引き出していく行程は
とても繊細で難しいようだ。
少女たちが 真剣に作業をしている様子が目に浮かんでくるような作品だった。

こんど いつか この舞台となった 富岡製糸場を見学してみたい。







 
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