「江ノ島西浦写真館」  三上 延

桂木繭は
江ノ島で写真館をしていた祖母が亡くなり
その遺品整理にやってきた。

彼女は写真家を志ながらも
途中で挫折した過去を持っている。

写真館に残された写真から
長い年月を経て 明らかになる真実。

凶悪な事件は登場しないけれど
心痛む出来事ではあった。

のんびりした江ノ島の日常風景の奥に
それぞれの過去と今が描かれている。




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「ビブリア古書堂の事件手帖6」~栞子さんと巡るさだめ~  三上 延

ビブリア古書店シリーズも そろそろ終盤になってきたようだ。
古書店店主 栞子さんと従業員で恋人の大輔が主要な登場人物で
毎回 古書にまつわる謎を解明していく。(そのほとんどは栞子さんの力だけれど)
単に古書にまつわる事件だけではなく 彼ら自身の家族や生い立ちにも謎があるようだ。

今回は 太宰治の「晩年」と「駆け込み訴え」「走れメロス」が登場してくる。
「晩年」と「駆け込み訴え」は 読んだ記憶がないので読むことにしよう。

古書マニアというのは 古書を巡ってトラブルがあったり
事件にまで発展するほどのパワフルな人達なのだろうか?
何事によらず マニアというのは (鉄道なども)すごい執念を持っているようだ。

初版本や 作者の書き込みがあるというのは
それだけで 彼らにとっては素晴らしい価値のあるものなのだろう。

「ビブリア古書堂の事件手帖5~栞子さんと繋がりの時~」  三上 延

古書店を経営する 栞子さんと バイト店員・大輔が
古書にまつわる謎を解いていく~というシリーズ5作目。
二人の仲は ぎこちないながらも やや進展しそうな気配が。。。

これまで謎ありの栞子の母親が影で色々工作していたようだが
今回は 表面に登場してくる。

今回登場する作品は…

「愛のゆくえ」 ブローディガン
「彷書月刊」  (古書に関する情報誌)
「落穂拾ひ・聖アンデルセン」 小山清
「ブラック・ジャック」  手塚治虫
「黒いハンカチ」    小沼丹
「われに五月を」    寺山修司
「詩集 普通の鶏」  木津豊太郎

この作品はストーリーも謎めいているが
主人公の栞子さんは 古書店経営者であり
かなり古書に関してマニアックな人なので
登場する作品の内容だけではなく 出版された頃の世相や作家の暮らしなど
かなり詳しく登場してくる。
普通の人にとっては どうでも良いことではあっても
マニアックな人達にとっては 古書の奪い合いが熾烈になり
事件に発展することもあるようだ。(この作品中では)

私は ただの本好き人間なので
マニアックな知識もないし 珍しい古書を集める趣味もないが
自分自身が 古人に属するような年齢になってきたので
今回登場する作品でも
手塚治虫と 寺山修司は 若い頃リアルタイムで 読んでいたので
興味深く読むことができた。
手塚治虫との出会いは
小学生の頃愛読していた少女雑誌に掲載されていた「リボンの騎士」だった。
それ以降も 購入はしていないが 結構たくさんの手塚作品を読んできたと思う。

そして 寺山修司の詩集も まだ持っている。

栞子さんも 大輔くんも 私には
特に魅力的なキャラクターではないのだけれど
それでも この後がとても気になる・・・
次作品を楽しみに待つことにしよう。



「ビブリア古書堂の事件手帖4~栞子さんと二つの顔~」  三上 延

古書店を経営する 栞子さんと バイト店員・大輔が
古書にまつわる謎を解いていく~というシリーズ4作目。
とはいっても 解決するのは ほとんど栞子さんなのだが…
謎は古書だけではなく 家を出て行って行方知れずの母の存在も
おおいな謎として この作品の主な柱となっている。

このシリーズ すごくはまっているというのでもなく
キャラクターが とても魅力的というのでもないけれど
毎回 古書の薀蓄が語られ 古書にまつわる謎が解明されていくのは
やはり楽しい。

今回登場するのは 江戸川乱歩の作品。
私も昔何冊か読んだことがあるが
かなりグロテスクな部分もあり
今でも夢に出そうな場面もある(笑)

マニアックな世界では
我々素人にとっては ただの古本という価値しかないものでも
その初版などは かなり高値で のどから手が出るほど欲しい人もいるようだ。

「ビブリア古書堂の事件手帖3~栞子さんと消えない絆~」 三上 延

シリーズ第3弾。
ビブリア古書堂のオーナーは若い女性・栞子。
その店の店員・五浦大輔は 栞子に惹かれているが
なかなか二人の仲は進展しない。
栞子の背景には 何か謎がいっぱいで…

古書にまつわる事件を 栞子のひらめきで
解決していく…

一作目は 期待が大きすぎて イマイチだと思ったが
二作目は まあまあ
そして
この作品では 割と楽しめるようになってきた。
ストーリーは どんどん展開していっているので
シリーズもののマンネリ感がない。

各章のキーポイントとなっている作品も
今回は マニアックではなく 私も知っているものが多かった。

「王さまのみみはロバのみみ」
「たんぼぼ娘」ロバート・F・ヤング
「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの」
「春の修羅」  宮澤賢治


私の近場の古本屋さんは もう無くなってしまったけれど
あの独特の よどんだような 古い本から発せられる空気が
結構気に入っていた私だった。

旅先などでも
ふらり~と 古書店に立ち寄ってみるのも
楽しいかもしれないなあ。





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