「けむたい後輩」  柚木麻子


お嬢様が集まる女子大の人間模様を描いている。

主要な登場人物は 
親戚の経営する寮に入っている
羽柴真実子とその友人の美里。
真美子があこがれる先輩・増村栞子

栞子は 中学時代に詩集を出版してクラスメイトの羨望の的となり 
その頃からに喫煙 教授との恋を続けている。

それぞれが成長していくにつれ
微妙に関係が変化していく。

どの人物も好みではないし
憧れの人につくすというスタイルも好きではないけれど
あまりどろどろした部分はなかったので
結局最後まで読んでしまった。
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「私にふさわしいホテル」  柚木麻子

有名小説家になりたい為に 猛烈な行動を起していく
女性の物語。
学士時代からの知り合いが編集者として 関わっていて
その彼とは 反発しているのか 仲が良いのかわからない間柄だ。

素敵なホテルに缶詰になって執筆する~という
過去の大作家達にあやかって 「山の上ホテル」に宿泊している。
バイトをして切り詰めた生活ながら このホテルには3度目の宿泊だ。
そこへ現れたのが 腐れ縁の編集者・遠藤先輩。
彼の情報で 彼女の部屋の真上の部屋に 大作家・東十条先生が
宿泊していると聞き 彼女はある計画を思いつく。。。

大胆不敵な女性である。
そして やがて 自分の思い通りになっていく。

殺人事件などは 登場しないので
いくらあくどい行動でも 安心はできるが
作品の中とはいえ あまりの迫力に圧倒されそうになった。

夢は待っていてはダメ
奪い取る物よ~ はっはっは~という
彼女のおたけびが 聴こえてきそうな気がした。






 

「その手をにぎりたい」  柚木麻子

意味深なタイトルだなあと思って読み始めた。
読んだ後 すっかり納得できた。

華やかで活気のあったバブルの時代~下降するあたりまでの10年を
OL青子の仕事と寿司屋通いを通して描いている。

適齢期になったので 地元の栃木県へ帰るつもりで
上司に連れて行ってもらったのは 銀座の高級寿司屋であった。
そこの寿司職人の手にほれ込んでしまってから
彼女の人生は変わっていく。

私とは正反対の性格だし バブル期にがっつり稼いだ不動産会社の
やり手営業というのも 好みの設定ではないが
それなのに 最後の方では 頑張れ青子!と 熱くなってしまった。
ラストシーンが いい。

それにしても 寿司職人から握り寿司を手渡しで受け取る~という
店は 実在するのだろうか?


「嘆きの美女」  柚木麻子

引きこもりがちで
ネットに中傷を書き込むのが楽しみという耶居子が主人公。

口のネタを求めて 美人ブログのオフ会を盗み見ていた時
居合わせた隠し撮り男を追跡して捕まえ 一躍英雄になってしまう。
そして 美人たちの同居する家に 一緒に住むことになる。。。

こんな話は もういいわ~と途中でやめようとしたが
その後は悪意は薄らいで まあ ハッピーエンドタイプの話のようなので
最後まで読んでしまった。
女性同士数名が 仲良く同居というのは 私には信じられない状況なので
やや違和感を感じた。









「ねじまき片思い~おもちゃプランナー・宝子の冒険」  柚木麻子

玩具メーカーに勤める 宝子の楽しい物語。

宝子は 有能な玩具プランナーだが
恋愛に関しては 超オクテのようで~
片思い続行中。
彼のマンションを見たい為に
わざわざ 水上バスで通勤している。

仕事や恋愛だけでなく
片思い相手のトラブル解消の為に 
水面下で大活躍する様子も とても楽しい。






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