「美少女教授・桐島統子の事件研究録」  喜多喜久

ノーベル賞受賞者である桐島統子は88歳だが
特殊な病にかかり 若返ってしまっている。
(十代の美少女)
ウイルス性とは確認されていないが
隔離状態で研究を続けている。
芝村拓也は 桐島先生のいる研究所がある大学の学生で
健康診断で採取した血液を精密に検査した結果では 
芝村は水準以上の免疫機能があるので
この研究所の手伝いのバイトをすることになった。

そして この大学で起きた 不思議な事件にも
関わってきて それを解明していく。

なんとも不思議な設定だし
事件自体も たいしたことはないのだが
まあ それなりに楽しめたと思う。


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「猫色ケミストリー」   喜多喜久

猫好きではないので あまり猫の登場する作品は読まないけれど~
人間の中身(魂)が入れ替わるというのも あまり好みではないけれど~
この作品は 楽しく読めました。

人付き合いが苦手な農学部学生の僕(菊池)は猫と同じ学部の辻森スバルと
一緒にいるときに 雷が落ちて~
僕の中身は辻森さんの身体に入り
辻森さんは 猫に~
そして 僕は意識不明で入院中~という
ややこしい入れ替わり状態になる。

それでも 辻森さんとは テレパシーで会話できるので
彼女の実験を続けていく。

ありえない設定ではありながらも
その様子を 勝手に想像しながら 楽しめた。






「化学探偵 Mr.キュリー4」  喜多喜久

四宮大学理学部化学学科の准教授である「沖野春彦」が主人公
「Mr.キュリー」なのだが それよりも 同じ大学の職員である 「七瀬舞衣」の方が
頑張っているような~
庶務課に属していて 学生の悩みなどにも対応する仕事に
真摯に立ち向かっていて それも楽しそうに~
そういう姿がとても好ましい。

第一話 化学探偵と猫騒動
第二話 化学探偵と互助組合の暗躍
第三話 「化学探偵」の殺人研究
第四話 沖野春彦と偽装の真意
第五話 七瀬舞衣と三月の幽霊

沖野と七瀬は 恋人でもなく 単なる事件解決のときだけの
結びつき~とは言いながらも シリーズを重ねるごとに
少しずつ距離が近づいているような。。。







「捏造のロジック」  喜多喜久

2年前に 世間の人に多くの謎を残しながら うやむやになった STAP細胞事件の
その後を描いている。もちろんドキュメンタリーではない。

8月に 「STAP細胞に群がる悪いヤツら」   (小畑峰太郎) という本を読んだ。
こちらはドキュメンタリー風に再現された作品だったが
それでも まだ 真相はわからない。

STAP細胞事件の時に自殺した責任者・篠崎と本人・永瀬及び
永瀬の後にチームリーダーになっている 辰巳の3名の名前で
Future誌に論文が提出された。
英語のタイトルは[The Discovery Of PAX-cell]
和訳すると( PAX細胞の、真の発見)
( STAP細胞のことを この作品では PAX細胞としてある) 

独立行政法人・興国科学研究所の研究者である円城寺は 内部調査を命じられる。
彼は二年前のSTAP細胞事件の時にも 同じ役目を果たしていた。
そして
文部科学省研究公正局の「二神冴希」という 切れ者の女性が
登場する。

彼女のような ハチャメチャな切れ者がいたら
どんな暗闇の謎でも解決できそうだが
ちょっと やりすぎのように思えて あまり現実味が感じられない。
刑事になったほうが似合うのではないだろうか?

これは事実ではないので
へ~そういうこともあるかもしれないね~という認識だが
研究所の組織などについては 概ね真実だと思われるので
参考になった。

チームリーダーは 業績を上げないと 契約が切られてしまうが
その下の研究員は その心配はなく ずっと勤務できるようだ。





「化学探偵 Mr.キュリー2」  喜多喜久

シリーズ第二作目。

大学職員(庶務課)の七瀬舞衣が
四宮大学化学科准教授の沖野の助けを借りて
庶務課に持ち込まれた事件を解決していく。

舞衣は学生の人生相談のような事も担当しているので
様々な悩みや事件らしきものも持ち込まれている。

どれも持ち前の好奇心で 関わりあっていくのだが
彼女の性格が さっぱりしていて それでいて
そこそこ世渡りも上手で とても楽しいキャラで好感が持てる。

なんだかんだ言いながらも
舞衣を手伝うはめになる 沖野も いい感じ。

今回の事件は~

炎の魔術師
盗まれた試薬の使途
疑惑の記憶
幻を見た者たち
人魂の正体

どれも 楽しめた。(^-^)



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