「初恋温泉」  吉田修一

実際の温泉を舞台に
それぞれのカップルが登場してくる。

初恋温泉       熱海「蓬莱」        前日に別れ話が出た夫婦

白雪温泉       青森「青荷温泉」 ランプの宿
                            おしゃべりだけれど友達のように仲が良いカップル。
ためらいの湯    京都「祇園畑中」    不倫相手との京都での密会旅

風来温泉       那須「二期倶楽部」  保険の外交をしているが故の悩みを抱えた夫婦

純情温泉       黒川「南城苑」     高校生同士の親に内緒の温泉旅だけれど 
                           それでも純情っぽい二人。


 どの旅館も実在するので
ネットで どんな宿が調べてみた。
この作品で読んだ情景を思い出して 楽しかった。
どの旅館も老舗のようだ。

気楽に読めて楽しめる 温泉小説。



スポンサーサイト

「暗い越流」  若竹七海


蝿男
暗い越流
幸せの家
狂酔
道楽者の金庫

私は若竹七海さんの作品では
葉村晶探偵シリーズが好きなのだが
ここでは 「蝿男」と「道楽者の金庫」だけが そのようで
他は別の人が主人公となっている。

葉村晶は 結構有能な探偵だと思われるが
なぜか 不運続きのようだ。
それでも暗いモードにならないキャラクターが気にいっている。



「クール・キャンデー」  若竹七海

若竹七海の作品は
そのほとんどが 海沿いの架空の土地・葉崎を舞台にしている。

主人公は中学生の「渚」
出産予定日だというのに花火大会に出かけた母親が
海岸で出産したので 「渚」という名前をつけられたという
至極納得できる理由である。

父親は蒸発し母と暮らしている。
自慢の兄がいるが その妻がストーカー被害に逢い
自殺未遂で病院へ~その後亡くなる。
そのストーカーが殺害される。
兄が警察に疑われ その容疑を晴らそうとするのだが…

アップテンポで
意外な結末へ~

クールな展開であった。




「さよならの手口」  若竹七海

探偵・葉村晶は好きなキャラクターなので 読むことにした。
ただし 今 葉村晶は休業中で ミステリ専門店でバイト中のようだ。

だが古本引取りに行った古家で 白骨死体を発見してしまい
また ずるずると 探偵家業に戻っていきそうな~

有名女優の娘が20年も前に 失踪~蒸発し
その調査を依頼されるのだが
たくさんの人物が登場して 色んな事件がからんでくるので
私の頭では この物語に すんなり溶け込めにくかった。

でも ややハードボイルド系の 探偵・葉村晶は やっぱり好き。


「床屋さんへちょっと」  山本幸久

地味な展開で ペーソス漂う作品なのだが
なぜだか 読んでいて楽しい。

親の作った製菓会社を継いだ経営者とその娘が主人公で
それぞれの視点から彼らの人生が描かれていく。
冒頭シーンでは 娘が子連れで親の元へ戻ってきた場面からで
次第に時代が逆行して描かれていく。

人物の描き方が上手なので
そして それぞれが しみじみとした魅力が感じられて
好感の持てる人物なので 楽しく読めたのかもしれない。

ラストのまとめ方も いい感じ~(^-^)/




07 | 2017/08 | 09
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

のりりん

Author:のりりん

かうんたー
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク