「ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~」  三上延

篠川栞子がひっそり営んでいた ビブリア古書堂は
今では 夫の大輔 娘の扉子の3人となっている。

前作までは 独身だった。
突然7年ほど経過したようだ。

母親に似て 本にしか興味が無い娘・扉子である。

第一話 北原白秋 与田準一編「からたちの花 北原白秋童謡集」

第二話 「俺と母さんの思い出の本」

第三話 佐々木丸美「雪の断章」

第四話 内田百聞 「王様の背中」


この中で 唯一私が読んだことがあるのは
佐々木丸美の「雪の断章」だが
これは私の好みではなかった。
一昔前の少女漫画のように
主人公の女性の不幸な人生が これでもか!という具合に
描かれている。

この作品自体も
ぱっと明るい雰囲気ではなく
暗い影を引きずっているいるような物語だ。
だから 特に私の好みではないのだけれど
なんとなく ずっと読み続けている。
私も本が大好きだからかもしれない。。。







スポンサーサイト

「グアムの探偵」  松岡圭祐

松岡圭祐の作品は これまでたくさん読んできた。
ベタな設定が多いなあと思いながらも
現代をリアルに描いた部分も多く
楽しく読んできたが これは 新シリーズのようだ。

舞台はグアム
日本人の祖父・ゲンゾー ハーフの父・デニス クオーターのレイ。
3世代で 探偵業を営んでいる。
グアムでは 日本より探偵の権限は大きいようだ。

主な人物が3人もいるのは ちょっとややこしいのだけれど
楽しいシリーズになりそうだ。

グアムには旅したことがあるので
その雰囲気を思い出しながら読んだ。






「愛なき世界」  三浦しをん

タイトルから殺伐とした物語を想像してしまいそうだが
そうではないようだ。

洋食屋の店員が 大学の研究者の女性に恋をする話である。
彼女の研究の対象は、シロイヌナズナという植物の葉で
その研究についても かなり専門的に解説されている。

なるほど~と感心したり~
読んでも理解できなさそうなので 読み飛ばしたり~
それでも 研究室の人達の和やかな雰囲気や
主人公である 藤丸の性格の良さ 主との相性の良さなど
楽しい気分で読み進めることができた。
ガンバレ! 藤丸! と応援したくなった。








「わたしのリミット」  松尾由美

ちょっと複雑なタイムスリップ物です。

坂崎和美は父親と二人暮らしをしているが
その父が 突然期間限定で家を出てしまう。
その代わりに 見知らぬ少女の入院の世話をすることになる。

なんだか 無理やりな設定だが
それなりに 楽しく読めた。
設定は特異だが それ以外は 事件性もなく
おだやかな日々が描かれている。






「昨日がなければ明日もない」  宮部みゆき

宮部みゆきの作品は
デビューの頃から親しんできた。
全てに共感できるというのではなく
あまりにも暗い作品や 残虐なタイプ ホラー系のは
避けているが この「杉村三郎」シリーズは
結構気にいっている。

今回 2年ぶりに 杉村三郎さんと再会して
益々魅力的になってきたなあと思った。

事件自体は どうしようもなく 耐え難いのだけれど
それに対応していく 杉村三郎は あくまで 優しく
くすみのない人物である。

ただ 犯罪者の方に 感情移入して やや正当化しているように
思えてしまうのだけれど。。。

* メモ   探偵・杉村三郎には 別れた妻と 娘・桃子がいる。 

「絶対零度」  結婚している娘が自殺未遂したが 婿の意思で
          娘と会わせてもらえないという主婦の依頼。
          婿の交友関係の暗い出来事が 現在も続いていて
          恐ろしい出来事が起きていた。

「華燭」     結婚式ドタキャン連発
         妹に婚約者を奪われた恨みは いつまで続くのか?

「昨日がなければ明日もない」 まともな家庭に ひとりだけ 不良娘のまま育ってしまった女性がいて
                    家族や 元主人・その家族にも 多大な迷惑をかけている。


杉村三郎が下宿している大家さん一家の 温かい雰囲気が なごませてくれる。

宮部みゆきさんの文章・作品構成・展開は
本当に素晴らしいと思う。
読み応えのある作品であった。

購入して良かったと思う。





01 | 2019/02 | 03
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 - -
プロフィール

のりりん

Author:のりりん

かうんたー
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク