「水鏡推理 Ⅵ クロノスタシス」   松岡圭祐

このシリーズ 順番通りに読んできたのだが
今回は Ⅴより先にこのⅥを読んでしまった。

このシリーズは特に 敏感に世相を反映しているように思う。
今回は過労死問題を取り上げている。
文科省研究公正推進室に勤務する一般職の水鏡瑞希は
総合職の須藤と共に 「過労死バイオマーカー」の評価をするという
任務を与えられた。
過去の事件ではなく つい最近起こった出来事にも関連しているので
興味深く 楽しく読むことができた。






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「水鏡推理Ⅳ アノマリー」  松岡圭祐

水鏡シリーズ4作目。

「研究費の不正使用に関するタスクフォース」と言う部署は
実際に 文部科学省の平成25年に設置された。

この作品の主人公・水鏡瑞希は この部署に所属する女子事務官(一般職)である。
国家公務員ではあるが 総合職ではない。

今回のテーマは 気象予報。
今では気象庁以外にも民間の気象会社が色々できているようだ。
ある気象会社の驚異的な予報的中率の謎に 瑞希が挑む。

このシリーズは
主人公のキャラクターは好きだし この部署の仕事には興味があるのだが
ベタすぎる展開が多いと思っている。
でも今回は 更生施設に入っている少女達だけの登山活動が描かれていて
やはり いつもと同じような展開なのだが
それでも 楽しく読めた。

自然を相手にする 気象という分野は
衛星のデータなども入手できるようになり
かなり正確にはなってきたと思うが
まだまだ 進歩してほしいものだ。








「ハートブレイク・レストラン ふたたび」 松尾由美

この作品の一巻を読んだのは
9年も前で 久しぶりに続編が出たようだ。

フリーライターの真以は
近くのファミレスを書斎代わりに利用している。
いつも空いているので パソコンを持ち込んで仕事をしていても
文句を言われないようだ。
この店では おばあちゃんの幽霊が現れて
店員以外は 見える人とそうでない人がいる。

真以は 色々な事件の謎をおばあちゃんに解いてもらっている。
ハルおばあちゃんは 和服姿でちょこんと座っているが
何も食べたり飲んだりはしない。
奇妙な設定だけれど 事件の謎解きは楽しめる。





「江ノ島西浦写真館」  三上 延

桂木繭は
江ノ島で写真館をしていた祖母が亡くなり
その遺品整理にやってきた。

彼女は写真家を志ながらも
途中で挫折した過去を持っている。

写真館に残された写真から
長い年月を経て 明らかになる真実。

凶悪な事件は登場しないけれど
心痛む出来事ではあった。

のんびりした江ノ島の日常風景の奥に
それぞれの過去と今が描かれている。




「この女」  森絵都

大阪のドヤ街に暮らす甲坂礼司は
ゼミの研究でやってきた青年・大輔と知り合う。
彼の依頼でゼミのレポートを提出した礼司は
その文才が認められ ホテルの社長から妻のことを小説にしてくれと
頼まれる。
高額の報酬で引き受けた礼司は
彼の妻の結子と出会い話を聞くことになるが
どれが真実で どれがウソなのか
その生い立ちは 毎回違ってくる。。。

大阪のドヤ街の暮らし
大事件を引き起こした某宗教にのめりこむ大輔
この小説依頼には 別の意図が隠されていて。。。
阪神淡路大震災も起こり
焦点が定まらない感があった。







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