「探偵さえいなければ」  東川篤也

東川篤也の作品は
深みも 驚きも 感動もないけれど
見かけると つい手に取って 読んでしまう。

この 烏賊川市の探偵・鵜飼と その大家・朱美 そして 鵜飼の助手・流平
彼らが 事件を解決していくのだが 今回の事件そのものは 結構残虐で
読みたくない 想像したくない~のだけれど。。。

この鵜飼さん
結構鋭い観察力があり 何気なく 事件の真相にせまってくるのだ。

烏賊川市 というネーミング自体も
あまりの 駄洒落嗜好なのだが やっぱり 私もこういうノリは
好きなのかもしれない(笑)






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「ヒポクラテスの憂鬱」  中山七里

「ヒポクラテスの誓い」 の続編。
栂野真琴は 浦和偉大法医学教室の助教として
正式な大学職員となった。

偏屈だが 素晴らしい技術を持つ 光崎教授
明るく ダイレクトな物言いと四文字熟語を使いこなすアメリカンのキャシー。
そして 時折やってくる 古手川刑事。
前回と同じメンバーで 解剖現場の現状を描いていく。

私の好みの環境ではないが
何故か 興味を持てる部分も多い。
でも あまり想像力を働かせたくない描写が多いのは
仕方がないのかなあ。。。




「妻が椎茸だったころ」   中島京子

奇妙なタイトルだし
中身も やっぱりちょっと変だったけれど~
やっぱり読みました。

暗くはないし こわくもなかったので。

リズ・イェセンスカの ゆるされざる新鮮な出会い
ラフレシアナ
妻が椎茸だったころ
蔵篠猿宿パラサイト
ハクビシンを飼う


ラフレシアナ以下の作品は
妄想の世界が入っているが
最初の作品だけは 動物も植物も登場しない。
アメリカで出会った老婦人にまつわる話である。




「秋山善吉工務店」  中山七里

中山七里さんと言えば
キレの良いミステリーが主流だと思っていましたが
なんと~ これは そうでもなくて。。。
でも やはり 底辺には 謎の部分も流れている。

火事で家も夫も失くした母親と息子二人は
夫の実家である「秋山善吉工務店」でやっかいになることになった。

それぞれのトラブルが順番に描かれていく。
無愛想だが心根は優しい善吉の助けが
それらのトラブルを解消していく。

いじめや ドラッグなど
あまり私の好みでないテーマが続いたので
途中で読むのをやめていたが
やっぱり 読むことにした。
後味は さっぱりさわやか~というほどでもないけれど
ドラマにしたら面白そうかも(もうなっているのかな?)






「彼女に関する十二章」  中島京子

「婦人公論」に連載されていた作品。

伊藤整「女性に関する十二章」1954年が
テーマになっている。
50代主婦の日々の暮らしを描いているが
平凡な日常の中にも 様々な出会いや出来事があり
それをユーモラスに描いていて楽しい。

宇藤田聖子は知人の税理士事務所で働いているが
その関連で ホームレス支援のボランティア団体のお手伝いもするようになる。
学生一人暮らしの息子が突然同居人女性を連れて帰省してくる。
幼なじみの息子だという人に会う。
夫の弟はゲイだ。

とまあ 次から次へと 変化球が投げられてくる。

主人公の聖子も 作家の中島京子さんも 私より一回りほど年下だが
私としては 通り過ぎてきた50代なので
当時の自分を振り返りながら 楽しく読むことができた。





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