「松ノ内家の居候」  瀧羽麻子

瀧羽さんの作品は 明るく楽しいのが多いので
これまでにも たくさん読んできている。

この作品は
古いお屋敷に住む一家の物語である。
昔ここに居候していた有名な作家の孫だと名乗る男性が
やってきて住み込むようになり 作家の昔の作品を探すという
ストーリーである。
ミステリーではないが 穏やかで人の良い家族の心模様が
明るく描かれていて 楽しめた。







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「上流階級 富久丸百貨店外商部Ⅱ」  高殿円

二年前に読んだ前作がとても面白かったので
期待して読んだが やはり 楽しく読むことができた。

富丸百貨店外商部勤務の 鮫島静緒(さめじましずお)は
高校を出て 製菓専門学校に行き 菓子店に勤めていたが
売り込みに行った百貨店に引き抜かれて 今の仕事をしている。

取引先は 高級住宅地・芦屋の金持ちばかり。
庶民の私には そういう世界を垣間見るのも
楽しい。
何より主人公は 我々と同じく庶民だから
よけい楽しめるのかもしれない。

いつもお客様を思いやり
それでいて 商売も忘れない
そんな元気いっぱいの主人公の姿が
とても楽しい。

離婚してバツイチである鮫島静緒は
ゲイのハンサム青年と 何故か マンションをシェアしている。
彼らの 距離感が これまた楽しめる。
どちらのキャラクターもいい感じ。

これからの続編もとても楽しみだ。









「ほろにがいカラダ 桜ハウス」  藤堂志津子

藤堂さんの作品は
だいたい読んできているので
たぶん このシリーズも読んだような~

昔 桜ハウスという下宿屋で一緒に
暮らしていた仲間達のその後を描いている。

今も桜ハウスで暮らす 大家の蝶子の視点で
他の人達の暮らしぶりが描かれている。

ほとんどが独身女性で
ハッピーな恋をしている人は少なく
不倫がよく登場している。

暗くはないけれど
楽しくもない
共感できる部分も少ない
それでもなぜか読んでしまうのが
藤堂志津子の作品である。






「エスカルゴ兄弟」   津原泰水

エスカルゴに魅せられた兄弟の強い絆を描いた作品ではなくて~
螺旋に魅せられた写真家が 親の食堂をエスカルゴを提供する店へと
変身させようとして 編集者だったはずの柳楽尚登が なぜか
この店のシェフとなって奮闘することになる。という話。

エスカルゴの養殖についてや
讃岐うどんVS伊勢うどん
編集者とレストランを行ったり来たりする主人公尚登の
恋話も加わって たいつくさせない。

伊勢うどん好きの私には
あのうどんの良さが理解できて楽しかった。
エスカルゴは 好きではない(想像すると食べられない)
昔神戸にも 「エスカルゴ」という店があったので
ちょっと懐かしい気もする。(今でもあるのだろうか?)




「ふたり姉妹」  瀧羽麻子

地元で結婚間近の妹と
東京暮らしをしている姉との二人の物語。

特に事件性はなく
普通の若い女性の暮らしぶりが描かれている。

姉はお洒落で上昇志向。
都会的な恋人がいる。

妹は化粧気もなく童顔で小柄。

体型も性格も正反対の姉妹のようだ。

姉は 妹の愛嬌の良さをうらやましく思い
妹は頭もスタイルも良く 都会でバリバリ働く姉をうらやましいと思っている。


実は私も「ふたり姉妹」の妹である。

お互い専業主婦なので
どちらも バリバリ働いてはいないが~(笑)

姉は テキパキ仕切れる方で
昔から愛想も人当たりも良い。
服装センスもあり
やはり上昇志向である。

私は自然体でいることが大事だと思っているし
かなりのマイペースだし
自分の生き方に似合う
ゆったりして 肩の凝らない服装・靴を選ぶ。

顔も全く似ていない(笑)

おなじような境遇という意味で
親しみを持てる作品であった。





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