「さまよえる古道具屋の物語」  柴田よしき

う~ん
なんだか とっても
複雑で幻想的というか 哲学的というか~
そんな感じを受けたのだけれど
ラストの展開では それなりに理解できたかな。

突然 幻のように出現する古道具屋と
そこで無理やり不思議な買い物をした人達の話です。

登場する商品は
さかさまに絵が描かれた絵本
穴のあいたエプロン
金色の豚(貯金する穴がふさがれている)
とってのないバケツ

読んでいる私の方が さまよってしまうような内容だった。
それにしても 奇妙な店主の顔が
忍者ハットリ君に似ているというのは。。。




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「風味さんのカメラ日和」   柴田よしき

風味は 東京での暮らしに見切りをつけて
ふるさとに戻ってきて 実家の洋菓子屋の手伝いをしている。

友人の叔父さんが講師となっている 「カメラ講座」の
参加者が少ないというので 参加することになった。
講師の知念大輔は イケメンで なかなか性格も良いようだ。

カメラの初歩技術の説明も書かれていて
超初心者の私にも参考になる箇所もあった。

彼らの撮った写真を通じて
講座の生徒たちの 悩みの原因を推測したりして
解決へと導いていったりもする。

とても短い作品なので
少々中途半端な気分になったが
これからも続いていくのかもしれない。







「 鉄道旅ミステリ2 愛より優しい旅の空」  柴田よしき

前作の「夢より短い旅の果て」は3年前に読んだ。
この作品には 全国の色々な路線が登場してくるが
前回は知らない線ばかりだったが
今回は旅したことのある路線が出ていたので
楽しく読めた。

主人公の香澄は突然姿を消した叔父を探す旅をしている。
路線ごとに かなりマニアックな部分も述べられているので
鉄子さんではない私には ちょっと退屈な部分もあった。
鉄道が縁で恋人になった男性も登場してくるが
叔父探しのストーリー自体は もやもやしているような~

歌う電車「京急電鉄/東京モノレール」
青い蝶の空 「南阿蘇鉄道高森線」
避暑地の幻「中央本線~小海線」
希望の海(1) 「東北本線~那須電気鉄道」
希望の海(2) 「釜石線~山田セン~三陸鉄道北リアス線」
線路は続く







「御手洗潔の追憶」   島田荘司

まるで 御手洗潔という人物が実際に存在しているかのように感じられる作品です。
作者の中では もちろん 自分の分身のような感じで 存在しているのでしょうね。
これまでの 御手洗シリーズを読んでない方には
意味不明の箇所も多いので
やはり これは御手洗ファン向けの 特別版なのでしょう。

御手洗潔、その時代の幻
天使の名前
石岡先生の執事メモから
石岡氏への手紙
石岡先生、ロング・ロング・インタヴュー
シアルヴィ
ミタライ・カフェ
あとがきに代えて

「天使の名前」では 政府の高官であった御手洗潔の父親・直俊が
原爆投下直後の広島を訪れた際の
悲惨な状況が描かれている。
戦争に至った経緯もリアルに描かれている。
興味深い作品であった。

御手洗は
ワトソン役であった 石岡氏と別れて
今では 北欧の大学で研究者として日々を過ごしている。

この本に寄れば
近々 この二人は再開するようなので
次作が 楽しみ。。。





「屋上の道化たち」  島田荘司

銀行の屋上で次々起こる飛び降り。
自殺なのか それとも。。。

明らかに起きている銀行内犯罪の方は
なぜか 影が薄い。

なんとなく 全ての事柄に詰めが甘いような気もするのだけれど
それが また 計算しつくされて隙のないストーリーとは違う魅力があるのかもしれない。
なんたって 御手洗さんと 石岡君の登場なんだもの。(^^)
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