「家康、江戸を建てる」  門井慶喜

私はタイムマシーンで過去に戻ることができるのなら
まず 江戸時代に行ってみたいものだと思っている。

現代の文化や風習の元になったのは
江戸時代からのことが多いし
何より 一つの政権が250年以上も続いたのは
驚異に値することだと思う。

この本では
私がこれまで江戸の起こりについて感じてきた
様々な疑問を かなり解明してくれていて
とても楽しく読むことができた。
歴史書ではないので
フィクション部分も多いのだろうが
根本的なことは史実に基づいているのだと思う。

荒野だった江戸の地を干拓し
利根川の流れを替え
貨幣制度を確立し
そして 江戸城を建てた。

実際に活躍したのは
ここに登場する 今の歴史の授業には
ほとんど出番のない人達だけれど
おそらく 家康は自分でおおまかな案を練り
実行する人物も選んだのかもしれない。

江戸城跡は
まだ見学したことがないのだけれど
この本を読んだ後でなら
じっくり感慨にふけりながら眺めることが
できそうだ。。。











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「隠蔽捜査6 去就」    今野敏

このシリーズは全て読んできた。
竜崎信也は 息子の不祥事の為に
エリート路線からはずれ 大森署の署長に降格となっているが
与えられた場所で 真摯な態度で仕事に励んでいる。

部下を信頼し
上からの圧力にもめげない
理想的な警察官のようだが
それでも やむなく上からの指令に
従うこともある。

今回の事件は
ストーカーがらみの殺人事件で
見当違いな捜査になろうとしたが。。。

現実には
こんなに うまく行かないことも多いと思うけれど
読み物としては 楽しい。





「縄文の家殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿」  風野真知雄

風野真知雄の作品では
「妻はくの一」シリーズが好きだ。
優しくわかりやすい文体は
現代物でも共通していて 楽しく読める。

「縄文」というキーワードにも魅力を感じる。
事件自体は たいしたことはないが
楽しめたので 次の作品も読んでみたい。


主人公である 月村弘平は歴史研究家で
恋人が刑事なので 色々相談を受けて
捜査の手助けもしている。

縄文人と 弥生人
彼らの間に争いはあったのか?
本当に縄文人顔というものが 判別できるのか?
これらの謎は 永遠に解けないかもしれない。

 

「岩窟姫」  近藤史恵

「岩窟王」という話は知っているので
この作品も 古い時代のお姫さまの話なのかなあと
思って読み始めたが。。。

蓮美は たしかに姫ではあった~
芸能界でスポットライトを浴びていたという意味で。

同じ事務所所属のライバルであったタレントが自殺する。
そして 彼女のブログには 蓮美のイジメが自殺の原因であったかのように
書かれていた。

これまでの輝く日々が一転して
暗い 人目を忍ぶような暮らしへと転落した。
イジメなど全く実に覚えのない 蓮美は
真相を究明しようと立ち上がる。
だが だれが 味方なのか わからない。

同じ事務所に所属していた 元タレントや
コンビニで声をかけてきた見知らぬ人にも
頼って行動を開始するが。。。

蓮美ちゃん
ホントに彼らを信じても大丈夫?と
作品中の彼女に呼びかけそうになったり~(笑)
登場人物と一緒に ドキドキしながら
読み進めていった。

後半は意外な展開になっていく。
芸能界というものは
やはり こういったどろどろした 犯罪まがいのことが
まかり通っている世界なのだろうか?







「スーツケースの半分は」  近藤史恵

明るいブルーの皮製スーツケース
そのスーツケースで旅すると
いいことが起こるらしい。。。

このスーツケースをめぐるいくつかの物語で構成されていますが
どれも繋がっているようです。

楽しく読めたけれど
ちょっと構成が重視されてるかなあ~と言う気がしました。

きれいにまとまりすぎ~

軽く動かしやすいキャリーケース全盛の今
皮製のスーツケースは ノスタルジックなイメージをかもしだしている。

でも やっぱり重いよねえ(笑)

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