「シャルロットの憂鬱」  近藤史恵

犬は子供の頃飼っていたこともあるし
嫌いではない。
だが 犬を溺愛する人達の思考にはついていけない~と
日頃思っているので 犬が主体のこの物語にも完全に同調することは
できなかったが それなりに楽しい展開で楽しめた。







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「寮生ー1971年、函館。」  今野敏

警察シリーズが多い作者の
珍しい青春ミステリー。

函館で 憧れの寮生活を始めた高校生が主人公。
寮内で起きた 屋上からの飛び降り死事件。
前回のは自殺と断定されたが 今回のは?
真相を突き止めようとする 一年生達。

あまり緊迫感は感じられない。
作者が描きたかったのは 事件そのものより 
寮生活のことかもしれない。

函館の風景を背景に
青春ドラマとして映像化されたら楽しいかもしれない。





「回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」  今野敏

真面目で正しいことを主張するが
なぜか 周りともうまくやっていけて人望がある~
という 「ヒグっちゃん」こと樋口顕が主人公である。

今回の事件は
彼の出身大学前で発生した 自動車爆発である。
テロか? 否か?
かつて同じ職場にいた男の話は信用できるのか?
テロを防ぐために動いているというのだ。

テロとなれば 公安の支配だが
今回は 公安と普通の刑事とが
もめずに 情報を交換しあって 事件を未然に防ごうとする。

この作品からは
テロという危機感は あまり感かったが
現実は どんな風なのだろう?
公安は完全に秘密主義なのか?
一般市民には わからない世界だと思う。









「アンカー」 今野敏

「スクープ」シリーズ第四弾かな。
TV報道番組「ニュースイレブン」のキャスター 記者
そして 警察側の人達も描かれている。

TBNの報道番組『ニュースイレブン』。これまで幾つものスクープをものにしてきた名物記者の布施は、
なぜか十年前に町田で起きた大学生刺殺の未解決事件に関心を寄せていた。

デスクの鳩村
キャスターの 鳥飼 香山
そして 記者の布施
刑事の谷口 黒田が
レギュラーメンバーだが
今回は 関西からやってきた サブデスク・栃本が 新たに加わっている。
彼の話す関西弁は 間違ってはいないけれど
関西人の私には ちょっと違和感を感じてしまう。
この関西弁は テレビでタレントが話す関西弁であり
実際の仕事人は 活字にすると ほぼ標準語と同じような言葉を使っているように思うので。
でも こういう業界の人は そのまんま 地の関西弁を使っているのかなあ。

ハラハラ ドキドキ感はないが
番組の裏話を聞いているような感覚で 楽しく読めた。







「家康、江戸を建てる」  門井慶喜

私はタイムマシーンで過去に戻ることができるのなら
まず 江戸時代に行ってみたいものだと思っている。

現代の文化や風習の元になったのは
江戸時代からのことが多いし
何より 一つの政権が250年以上も続いたのは
驚異に値することだと思う。

この本では
私がこれまで江戸の起こりについて感じてきた
様々な疑問を かなり解明してくれていて
とても楽しく読むことができた。
歴史書ではないので
フィクション部分も多いのだろうが
根本的なことは史実に基づいているのだと思う。

荒野だった江戸の地を干拓し
利根川の流れを替え
貨幣制度を確立し
そして 江戸城を建てた。

実際に活躍したのは
ここに登場する 今の歴史の授業には
ほとんど出番のない人達だけれど
おそらく 家康は自分でおおまかな案を練り
実行する人物も選んだのかもしれない。

江戸城跡は
まだ見学したことがないのだけれど
この本を読んだ後でなら
じっくり感慨にふけりながら眺めることが
できそうだ。。。











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