「琴乃木山荘の不思議事件簿」  大倉崇裕

2000mにある山荘を舞台にした
軽いミステリー小説。

大倉崇裕さんは好きな作家さんなので
これまでもたくさんの作品を読んできたが
これは かすかに読んだような記憶がある。
けれどこの感想ブログにアップしてないし
図書館の貸出記録にもない。
初掲載の「山と渓谷」は読んだことがない。

それで 私には 小説のミステリーより
自分の読書記憶に関わる謎の方が
ミステリーである(笑)

主人公の棚木絵里は
東京で働いているが この山荘の魅力に取り付かれ
シーズン中だけバイトしている。

山荘のオーナー・琴乃木  
先輩バイトの寡黙な石飛匠
彼らをメインに
山荘やその周辺で起きた出来事・事件の謎を
解いていく。

登山は苦手だけれど
山に魅せられた彼らの気持ちは
多少なりとも理解できたと思う。

楽しい作品だった。




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「春待ち雑貨店 ぷらんたん」  岡崎琢磨

親戚のガレージを借りて 小さな 手作り雑貨店を経営している巴瑠は
子供のできない身体である。
恋人の一誠も 同じく子供が持てない身体だと聞いて
複雑な心境となるが 今は仲良くつきあっている。

雑貨店にやってくる客の話
一誠の学生時代のイヤな思い出や
それにまつわる 一誠の友人のトラブルなど

楽しく ほんわかする話ではなく
人の悪意が登場しててきて
かなりビターな部分も多い。
でも 全体に流れるのは 重苦しい空気ではない。









「新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい」  岡崎琢磨

経営難で廃業の噂が絶えず、実際に崖っぷちに建っているので
「崖っぷちホテル」と呼ばれているホテルの従業員サイドからの物語。

新入社員である落合千代子の一年間の奮闘を描いている。
イケメンの教育係・二ノ宮と フロント係の中年・大原くらいしか
登場してないのだけれど ドジだらけだが 一生懸命の千代子と
それをフォローしたり しなかったり~の仕事仲間たちの行動は 結構楽しめた。

「横濱エトランゼ」  大崎 梢

横濱は私の生まれ育った神戸の地と
よく似た点が多く ひそかにライバル視しているので
これまで 一度しか訪れたことがない。

でも 横浜で暮らす高校生 千沙を通して眺めるこの町の風景や歴史を
楽しく読むことができた。

千沙はご近所のおにいちゃんである 小谷善正が勤める横浜タウン社で
バイトしている。 社長が入院し 善正こと よっちゃんが 編集長代理となったので
無理やり もぐりこんだようだ。
千沙は ずっと よっちゃんが好き。
でも よっちゃんは 千沙のいとこと 気が合うようで 気が気でない。

この会社の近場の情報を 少々謎めいた部分も交えて
楽しく描かれていく。

やがて 社長も退院し 千沙は大学生になる。
バイトからは卒業した。

さて よっちゃんとの関係は 進展していくのだろうか?
彼女のその後も また描いてほしいなと思う。






 

「楽譜と旅する男」  芦辺 拓

あらゆる楽譜を探してくれる男の物語。
とても興味ある内容だけれど
現実の部分と 幻想的な部分があるようで
少々つかみどころのない内容に思われた。
でも 夢の世界を旅しているようで楽しかった。


曾祖叔母オパールの物語
ザルツブルクの自動風琴
城塞の亡霊
三重十字の旗のもとに
西太后のオペラ
悲喜劇ならばティオラマ座






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