「 秋霧」 大倉崇裕

山岳サスペンスと言う副題がついていたので
クライマーと厳しい山の姿が描かれているのかなあと
想像していたけれど。。。

意外 アクションもの だったような。
それも 警察関係者が 非合法なやり方で
殺し屋をやっつけようとする~そんな感じを受けた。
天狗岳周辺が 舞台として登場してくるが
私は登山とは無縁なので 風景が想像できなかった。


主要人物は
便利屋の倉持 (元自衛隊の特殊部隊だった)と
現役刑事の 深江。

暴力シーンは苦手なのだけれど
最後まで読み終えた。
でも やっぱり 私向きではない作品だった。

彼の作品では 好きなシリーズがあるのだけれど。






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「路地裏のほたる食堂」 大沼紀子

近頃 癒し系の小さな食堂モノが多いような~
私が選んでいるだけなのだろうか?
でも 昔はこういうタイプの小説は少なかったように思う。

路地裏のあちこちに不定期に出現する屋台食堂では
子供は無料だという。
でも物語の主流の筋は この食堂ではないようで~
実習生として故郷に戻ってきた 久住亘と 昔の同級生であった
室中結衣との話のようだ。
母校での実習の模様
模範的な実習生である亘と対照的に 結衣の行動は
まわりに理解したがいものがあり。。。

そこに ネコを缶に詰めて 放置するという騒動もからんできて~

あまり感情移入できなかった。






「失業パラダイス」  碧野 圭

この作家さんの作品では 「書店ガール」シリーズを何冊か読んできた。
この作品は ガールではなくて ボーイと言うか 若い男性の物語です。

田野倉敦は 失業中である。
映画製作会社をリストラされてから ハローワーク通いの日々で
彼は古いアパートに カメラマンの阿藤と暮らしているが
一緒にリストラされた先輩である岡本も何故か 転がり込んでいる。
そんな哀しい状況にもかかわらず 敦にはちゃんと素敵な恋人がいるのである。

岡本の発案で 素人のお客のビデオ撮影をするという商売を立ち上げる。
そこで  歌の上手な不登校女子と出会ったり
愛犬の最後を映像化したり と
盛りだくさんな内容で 明るく楽しめる作品だった。






「孤道」  内田康夫

内田康夫さんの作品は ほとんど全て読んできたと思う。
朝見光彦シリーズは 3年前に最後の作品となったので
この本を見つけたときは とてもうれしかったが
残念ながら 未完である。
作者が病気になられて これ以上続けられなくなったそうで
この後を続けてくれる人を募集している。

たしかに 中途半端なまま中断されてはいるが
これまでの部分は 読み応えにある内容だったので
さて これをどんな方が どんな風に続けていくのか
楽しみでもある。
でもやっぱり 内田さんに続けてほしかったなあ。

舞台になっているのは 熊野古道と そして 大阪府高槻市で
高槻市は 私にも馴染みのあるエリアなので
興味深く読めた。






「クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係」  大倉崇裕

私の大好きな 警視庁いきもの係シリーズ第4弾

須藤友三は 捜査一課所属だったが
ある事件で頭部に縦断を受けて 閑職についている。

「総務部総務課動植物管理係」と言って
容疑者が取調べ中に 世話をする者がいないときに
ある程度の期間 管理するという任務らしい。
相棒の20代女性・薄圭子は 動物のエキスパートで
常識的な日本語には やや欠陥があるが
仕事では 素晴らしい活躍をして
捜査の手助けまで やってしまう。

今回は 新しいメンバーが加わった。
ほとんど活躍せず 運転手役である。

ピラニアを愛した容疑者
クジャクを愛した容疑者
ハリネズミを愛した容疑者

薄と須藤の名コンビの息は 益々ぴったり合って
二人のマンザイのようなやり取りが楽しい。

まだまだ続いていってほしいシリーズだ。





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