「菜の花食堂のささやかな事件簿」  碧野 圭

菜の花食堂のオーナー兼シェフである靖子先生は
店の定休日に料理教室も開いている。
そして
その助手である優希が話し手となって
教室のメンバーのトラブルなどを先生が解決していく様子が
描かれていく。

先生も話し手も 私には 特に魅力的なキャラではなかった。
ちょっとおせっかい焼きすぎかなあとも思ってしまった。



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「名古屋駅西 喫茶ユトリロ」  太田忠司

名古屋出身の作家が愛する名古屋の街を描く
楽しい読み物。

名古屋駅西は 戦後の闇市から発達したエリアで
今では 寂れている。
だが この喫茶ユトリロは 常連さんで賑わっているようだ。
ここの孫息子は東京生まれだが 名古屋の大学に通う為に
祖父母宅に居候していて
常連客の持ち込んでくる 日常の謎を 解き明かしていく。

大学での友人の知り合いの女性が
ほとんど解決しているようだ。

名古屋独特・人気の食べ物
手羽先唐揚げ
カレーうどん
海老フライ
寿がきやラーメン
鬼まんじゅう
味噌おでん

喫茶店の名前にもなっている ユトリロの絵は
この喫茶店にずっと飾られている。

名古屋は あまり馴染みのない町だけれど
名古屋を好きになれそうな 好感の持てる内容だった。






「1981年のスワンソング」   五十嵐貴久

近過去にタイムスリップするお話し。

社会人である主人公は
コンビニで買ったサンドイッチを握り締めたまま
2014年から 1981年へとタイムスリップする。
場所は同じ所にいるらしいが
この過去において 彼はまだ生まれていない。

もっと遠い過去 江戸時代などだと
小説としては 慣れているので
あまり違和感を感じないが
自分が知っている時代だと
なんだか 変な感じがする。

60代の私にとっては
1981年は ちょっと昔~くらいの感覚であり
現在も過去も両方とも 知ってしまっているのだから。

公園でライブしていた若者と知り合い
彼らからアニキとしたわれ
何とか その日暮らしできるようになり。。。
やがて
2014年頃 それより少し前くらいに流行った曲を
コピーして 歌っていると
それが 音楽関係者に認められ
曲として 発表されていく。

う~ん
やっぱり こういうのって
少しひっかかるなあ~
と思いながら
ざっくりざっくり 読み終えた。







「盗まれた視線 吉祥寺探偵物語」  五十嵐貴久

このシリーズ5作目の「消えた少年」を先に読んでしまったのだが
そちらに登場しているダサオとの出会いが描かれていたので
やはり順序どおり読んだ方がよかったかも。

刑事の工藤から 姪の護衛を頼まれる。
どうやら ストーカーに狙われているようだ。
推定される犯人像が 次々変化していき
なかなか 面白い展開だった。

吉祥寺というエリアを
実際に知っていたら
もっと楽しめるのに 残念。




「吉祥寺探偵物語・いつかの少年」  五十嵐貴久

このシリーズ 5作目だと思う。
4作目以外は ずっと読んできたので
登場人物のキャラクターや設定に なじんできたので
楽しく読めた。
今回は 息子の ファーストラブストーリー。
川庄の職場であるコンビニのバイト・ダサオの
片思いも描かれている。

ちらりと出没して 強烈な個性を放つ・おかまの京子ちゃんの
存在は 結構楽しめる。
馴染みの刑事・工藤の暴走ぶりは 現実にはあり得ないなあとは
思うものの ドラマのエンディングだったら いいかも。。。





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