「アンマーとぼくら」  有川 浩

沖縄が舞台の家族関係を描いている。

主人公は30代の男性で
北海道で生まれ育ち 小学生の頃母親を亡くした。
父親はプロのカメラマンで ピュアというか 子供っぽいというか~
妻を亡くした一年後には 沖縄で新しい伴侶を見つけ
主人公も仕方なく沖縄へ~
義母との関係は最初はギクシャクしていたが
やがて 人柄の良い義母に馴染むようになる。

この父親のような性格は私の好みではないので
それに振り回されて それでも愛すべき夫に従う妻という姿も
感情移入しがたいものがあったが
主人公の子供ながらに冷静な判断力には良い印象を持った。

沖縄という 本土とは違う歴史・習慣を持った場所に同化するのは
なかなか難しいことかもしれない。
沖縄は 私に取っても魅力的な場所だ。
沖縄の色々な情報が詰まっている部分は とても楽しめた。

アンマーとは 按摩のことではなくて
沖縄の言葉で 母親のことのようだ。








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「 秋霧」 大倉崇裕

山岳サスペンスと言う副題がついていたので
クライマーと厳しい山の姿が描かれているのかなあと
想像していたけれど。。。

意外 アクションもの だったような。
それも 警察関係者が 非合法なやり方で
殺し屋をやっつけようとする~そんな感じを受けた。
天狗岳周辺が 舞台として登場してくるが
私は登山とは無縁なので 風景が想像できなかった。


主要人物は
便利屋の倉持 (元自衛隊の特殊部隊だった)と
現役刑事の 深江。

暴力シーンは苦手なのだけれど
最後まで読み終えた。
でも やっぱり 私向きではない作品だった。

彼の作品では 好きなシリーズがあるのだけれど。






「路地裏のほたる食堂」 大沼紀子

近頃 癒し系の小さな食堂モノが多いような~
私が選んでいるだけなのだろうか?
でも 昔はこういうタイプの小説は少なかったように思う。

路地裏のあちこちに不定期に出現する屋台食堂では
子供は無料だという。
でも物語の主流の筋は この食堂ではないようで~
実習生として故郷に戻ってきた 久住亘と 昔の同級生であった
室中結衣との話のようだ。
母校での実習の模様
模範的な実習生である亘と対照的に 結衣の行動は
まわりに理解したがいものがあり。。。

そこに ネコを缶に詰めて 放置するという騒動もからんできて~

あまり感情移入できなかった。






「失業パラダイス」  碧野 圭

この作家さんの作品では 「書店ガール」シリーズを何冊か読んできた。
この作品は ガールではなくて ボーイと言うか 若い男性の物語です。

田野倉敦は 失業中である。
映画製作会社をリストラされてから ハローワーク通いの日々で
彼は古いアパートに カメラマンの阿藤と暮らしているが
一緒にリストラされた先輩である岡本も何故か 転がり込んでいる。
そんな哀しい状況にもかかわらず 敦にはちゃんと素敵な恋人がいるのである。

岡本の発案で 素人のお客のビデオ撮影をするという商売を立ち上げる。
そこで  歌の上手な不登校女子と出会ったり
愛犬の最後を映像化したり と
盛りだくさんな内容で 明るく楽しめる作品だった。






「孤道」  内田康夫

内田康夫さんの作品は ほとんど全て読んできたと思う。
朝見光彦シリーズは 3年前に最後の作品となったので
この本を見つけたときは とてもうれしかったが
残念ながら 未完である。
作者が病気になられて これ以上続けられなくなったそうで
この後を続けてくれる人を募集している。

たしかに 中途半端なまま中断されてはいるが
これまでの部分は 読み応えにある内容だったので
さて これをどんな方が どんな風に続けていくのか
楽しみでもある。
でもやっぱり 内田さんに続けてほしかったなあ。

舞台になっているのは 熊野古道と そして 大阪府高槻市で
高槻市は 私にも馴染みのあるエリアなので
興味深く読めた。






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