「象は忘れない」 Elephants Can Remember アガサ・クリスティー

私のネットとの付き合いは
19年前
まず HPを立ち上げ そして
書評サイトに登録することから始まった。
10年ほど続けていたが そのサイトが閉鎖されてしまい
この書評ブログをスタートさせたのだった。

以前の書評サイトの終わりの方では
クリスティーの作品をたくさんアップしていた。
それまで ほとんど読んだことがなかったので
あの頃は ミス・マープルに のめり込み
その後は ポアロの登場する作品を読み続けた。

この「象は忘れない」は図書館ではなくて
購入した数冊のクリスティーものなので
久しぶりに読み返してみた。
タイトルが印象的で いい作品だったなあ~という
記憶しか残ってなかったので
新たな気持ちで 読むことができて良かった。

この作品の主役は 
ポアロというよりも ポアロの知人女性である
アリアドニ・オリヴァという小説家かもしれない。
オリヴァの元に舞い込んだ調べごとを
ポアロの協力で(こちらの方が強力だけれど)
解決していくというストーリーで
オリヴァが名付け親となった 若い女性・シリヤの両親の
過去の自殺・心中?事件にまつわる調査だった。
ポアロとオリヴァのやり取りが とても自然な感じで
穏やかなオリヴァの性格が とても好ましい。


名付け親という制度は日本にはないので
どの程度のつきあいなのかは 想像するしかないが
この作品が書かれた頃は
そう遠い昔ではなくて
私も すでに生まれ育ち 成人した頃だったので
時代を共有していたという事実は とても楽しい。

あと何冊か持っているクリスティー作品も
内容は忘れているかもしれないので
また読み返してみようかなあ。。。






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「鳩のなかの猫」  アガサ・クリスティ

私はアガサ・クリスティのファンなので
これまで ミス・マープルものは全部
ポアロものも めぼしそうな作品は
ほとんど読んできたつもりだったが~
まだ 残っていたみたい。

久しぶりに クリスティの作品にふれて
本当に楽しく読むことができた。

舞台はロンドン郊外の名門女子校で
中東の革命騒ぎで 紛失した宝石の行方もからんで
殺人事件が起こる。

ポアロの出番は かなり後のほうで
この学校の生徒である1人の聡明な少女の活躍が楽しい。



「メイフェアのおかしな後見人 あるいは侯爵の結婚騒動」 M・C・ ビートン   

「メイフェアの不運な屋敷」シリーズ3作目。
(前作は 2編収録)

1809年 英国
メイフェアのクラージズ通りにある屋敷は
持ち主は住んでいなくて
「シーズン」と呼ばれる社交界の賑わう季節だけ
借り手が現れる。
常勤の使用人たちは 安い賃金でこき使われるが
皆 仲良く助け合って暮らしている。

今回の借り手は
ハリエットという若い女性だが
未成年の双子の後見人として この屋敷にやってきた。
双子を無事社交界にデビューさせる為に 色々頭を悩ましているが
双子達は 彼女のことを誤解して 嫌っているようだ。

そこに 素敵な男性が現れて~

楽しいストーリーとなっている。








「ベツレヘムの星」  アガサ・クリスティ

久しぶりに クリスティの作品を読んだ。

でも これは ミス・マープルでも ポアロでもなく
ミステリーでもない。

聖書に描かれている キリスト誕生の物語などを
彼女流の解釈で ほんわり 楽しい感じに仕上げている。

クリスマスに読むと いいかも。。。


「メイフェアの不運な花嫁 英国貴族の新婚騒動」 M・C・ビートン

M・C・ビートンの作品では これまで
「アガサ・レーズンシリーズ」を読んできたが
これは別のシリーズで
19世紀のロンドンの高級住宅街の屋敷の使用人たちと
その屋敷に滞在する人達の物語だ。

この作品では 二人のお嬢さまが登場してくるが
どちらも現代でも通用するような 勇敢で知的な女性たちである。

当時は メイフェアの古い屋敷が 「シーズン」と呼ばれる
社交界のパーティなどが開かれる時期だけ
貴族などの金持ちに貸し出されたそうだ。

この屋敷は不運の烙印が押されており 貸し出し価格も安いので
それなりの階級の人しかやってはこない。
屋敷の持ち主である公爵の代理人は強欲な男で
使用人たちは安い賃金で雇われ、腹黒い代理人に弱みを握られていて
他の屋敷に移ることもできず そのせいで 彼らは一致団結している。

お嬢さまと使用人たちが活躍する楽しい作品だった。
これからの 翻訳作品が待ち遠しい。(原作は6作まで発売されているようだ)


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