「乙女部部長」  吉野万里子

30歳になっても 運命の人との出会いを信じて待っている
乙女ちっくな主人公・小夏は
既婚友人のひとことから 職場仲間たちと「乙女部」を結成する。
なぜか 男性も約一名。

小夏の職場はデパートで
結構 テキパキ働いているようだ。

私も少女時代から 運命の人 白馬に乗った王子様?を
待ち続けていたけれど 周りの友人達が 次々ゴールインしていくので
あせり~運命の出会いは きっぱりあきらめ 見合い結婚してしまった(笑)
だから けなげな主人公の気持ちは よく理解できる。
でも 今の時代
ただ待っていただけで そんなに素敵な人から声がかかることは
まあ ないのだろう。
でも旅先や 偶然の出会いから 恋に発展することは
ないわけでもなく。。。

私がいまだに 恋愛小説を読むのは
わずかに 我青春に 心残りがあるのかもしれないねえ~(^-^)

楽しい前向きな作品でした。。。


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「エキストラ!」  吉野万里子

「人生のクライマックスって、いつだろう。」という書き出しで始まるこの作品は
キャラクタービジネスの会社が舞台である。

26歳の紺野は 前の職場が倒産してしまった為に
今の会社に再就職して まだ間がない。

ここで やりがいある仕事と
素敵な上司に出会い
様々な困難を乗り越えながら 進んでいく様子が描かれている。

最近ミステリーから遠ざかって
ゆるい OL物語や 業界モノばかり読んでいるような気がする。

この作品も楽しく読めたけれど
もう少しハードな刺激も欲しくなった この頃(笑)

私は4年間OL生活を経験したけれど
まだ総合職という言葉もない頃で
男性のアシスタント お茶くみ 電話の応対 書類作成などの
誰でもできる 仕事だけだったので 退屈して 結婚も決まってないのに
やめてしまった。
私が現代の若者だったら どうなっているのかなあ。。。
この主人公のように バリバリ働く上昇志向のある人間ではないので
やはり長続きしなかっただろう。




「恋愛映画は選ばない」  吉野万里子

アラフォーの花歩里は 「フレスコクラブ」という通販会社の
編集の仕事をしている。
彼もいないし 同姓の友人も少ない。

彼女のキャラクター 生き方は好感が持てる。
だから平凡なOL生活を描いているにもかかわらず
とても楽しく読めた。

1 咳女         中華料理店で 激しい咳をしている女性と遭遇してしまい
              彼女をちらっと睨みつけ 心の中で彼女にエア説教をしてしまうが
              きっちり相手に悟られてしまう。
              その情景が私の頭の中に浮かんできて 楽しかった。

2 たぶんレイプ未遂  夜遅く 1人で帰路につこうとして 怪しい人に遭遇して
              とてもコワイ思いをするのは この年になった私とて同様である(笑)
              すごく共感できた。

3 平日限定の友   高校時代からの友人は なぜか平日の夜にしか会おうとしない。
              その訳は やがて判明する。

4 恋愛映画は選ばない 友人を増やしたくて ネットの交流サイトで 出会いを持つ(同姓)
               その会合では恋愛話が花盛りで 好みの映画に「恋愛映画」を選ばなかった
               会員と二人で会うことになる。

5 好きの時効     いいなあ この言葉。
              以前仕事で知り合って 今では結構有名人になってしまった男性への
              淡い恋心を今でも持ち続けている。
              いつも片思いばかりしていた私には とても共感できる。

6 天敵はわかってくれる いけ好かないと思っていた相手が 以外といい人?

7 20人に1人は   ネットの交流会で知り合った女性が自己啓発本を出版したのだが
             その中で述べられている言葉には 嘘が多く。。。
                      
8 誕生日の二択  実家の仕事を手伝う or 仕事で香港へ~という選択肢が与えられて 迷う。

9 偽神       
10 きみを選ぶ


この作品では 色々トラブルがおきても
それの先には明るい光が見えていたりする。
それが楽しい理由かもしれない。



「海岸通ポストカードカフェ」 吉野万里子

ポストカード・カフェとは
横浜・みなとみらい・万国橋のたもとにあるカフェで
ここに届いたポストカードは
壁に貼られ 誰でも見られるようになっている。
宛名の人にはカフェから通知が行き
見に行くことができる。
常連さんもたくさんいるらしい。

この物語の主要登場人物の一人
近くの学園の社会の先生である「五月雨丈司」にも
ある日 そんなお知らせが届く。

でも これって
宛名の住所は書かれていないので
定連さん以外は 知らせようがないなと思う。
この先生の場合は 店の人が簡単に調べられたようだが
今情報管理が厳しい時代では
先生の住所も教えてはくれないんではないかなあ。

このお店の形態は 楽しいようでもあり
難しい問題もはらんでいるなあ~とか考えてしまう。

過去に届いた ポストカードを返してくれというのも拒否されるらしい。

・・・とかなり否定的なことばかり書いてきたが
こういう店は現実にもあるかもしれないし
興味深く読むことができた。

でも 一番の問題点は
この四角い用紙は
やはり「葉書」 「ハガキ」」「はがき」としか呼べない世代の私である。
その昔 文は 葉に書いていたから
「葉書」という名前になったのだから…


「ドラマデイズ」  吉野万理子

主人公は平凡なOL 37歳独身の 茉由子。
だがシナリオコンクールと佳作となり
夢のような別世界が待っている~と期待するが
現実派厳しい。
なかなか仕事には結びつかず
あまり積極的でもないし
この仕事に向いてないかも~とあきらめモード。
仕事は続けてはいるが どうも職場内では不穏な空気が漂い~
と まあ サクセスストーリーではない所が
意外と気にいって
あれこれ共感しながら 読み進めていった。

私も書く事が好きで
自費出版した頃は
本が売れて 有名になっている自分を夢想したものだが(笑)
知り合い以外には一冊も売れないという現実を前に
ブログで自由に書き綴れる幸せに満足するようになった。(∪_∪)

好感の持てる作品だった。





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