「セイレーンの懺悔」  中山七里

テレビ局が舞台。
主人公は朝倉多香美は 社会部所属。
近頃では やりすぎの番組が検証の対象となり
問題が多い。

頼りにしていた上司・里谷の下で
張り切って取材しているが
間違った対象者らと 犯人とほのめかして報道してしまう。
真犯人は逮捕され
里谷は左遷されるが 多香美は 元のまま残される。

事件時代は 残虐で 目をそむけたくなるが
作品自体は どうなっていくのか気になり
スイスイ読み進めることができた。

彼女の作品は 決して心地よいものではなく
後味の悪いものや 途中放棄してしまう作品も多いので
やはり 手に取ってしまう。不思議な魅力がある。











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「おやすみラフマニノフ」   中山七里

中山七里さんの作品は これまでたくさん読んできたが
なぜか 女性だと思い込んでいた。
さきほど 作品をチェックしていたら 著者画像が出ていて
びっくり!

「岬洋介シリーズ」と呼ぶらしいが このシリーズは
ほとんど読んできた。 岬洋介は 作品ごとに 立場が変っていくし
いつも脇役というか 探偵役のようだ。

今回は音大の臨時講師である。
音大の保管室から 時価二億円の ストラディバリのチェロが消えた!
そして次には 理事長・学長である柘植の特別仕様のピアノが
水浸しになってしまう。

主人公である ボクは 城戸晶という学生でバイオリン弾きだ。
理事長の孫である初音と仲良くしている。

色々な楽曲が登場し 演奏の内容なども細かく表現されているが
作者は音楽関係者ではないというので これも驚きである。

思いがけない展開があり またビックリ!

でも 楽しく読めた。




「スタート!」 中山七里 

大御所である 大森監督による映画製作現場の様子が描かれている。
殺人事件も発生するが メインは昔ながらのやり方で熱く映画に取り組む
監督とスタッフの物語のように思える。

主人公は 宮藤映一は 30代の助監督 セカンドである。
製作側から来たチーフ助監督はまるで役に立たず
映一は てんてこまい。でも どんなに忙しくても充実の日々のようだ。
台本や撮影場面がネットに流出したり
クレームが入ったり 現場での事故が起きたり~

映一の弟が刑事として登場し
兄弟で色々やり取りするのが 楽しかった。

映画マニアではない私でも
充分撮影現場の雰囲気に浸って 楽しく読めた。







「ヒポクラテスの憂鬱」  中山七里

「ヒポクラテスの誓い」 の続編。
栂野真琴は 浦和偉大法医学教室の助教として
正式な大学職員となった。

偏屈だが 素晴らしい技術を持つ 光崎教授
明るく ダイレクトな物言いと四文字熟語を使いこなすアメリカンのキャシー。
そして 時折やってくる 古手川刑事。
前回と同じメンバーで 解剖現場の現状を描いていく。

私の好みの環境ではないが
何故か 興味を持てる部分も多い。
でも あまり想像力を働かせたくない描写が多いのは
仕方がないのかなあ。。。




「秋山善吉工務店」  中山七里

中山七里さんと言えば
キレの良いミステリーが主流だと思っていましたが
なんと~ これは そうでもなくて。。。
でも やはり 底辺には 謎の部分も流れている。

火事で家も夫も失くした母親と息子二人は
夫の実家である「秋山善吉工務店」でやっかいになることになった。

それぞれのトラブルが順番に描かれていく。
無愛想だが心根は優しい善吉の助けが
それらのトラブルを解消していく。

いじめや ドラッグなど
あまり私の好みでないテーマが続いたので
途中で読むのをやめていたが
やっぱり 読むことにした。
後味は さっぱりさわやか~というほどでもないけれど
ドラマにしたら面白そうかも(もうなっているのかな?)






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