「中野のお父さん」  北村 薫

久しぶりの北村作品。
表紙イラスト通りに明るい。

大手出版社に勤める 田川美希が主人公。
仕事の苦労話や愚痴ではなく
仕事がらみなどで沸いてきた疑問を
実家の父(国語の教師)に相談すると
たちまち解決してくれる~という 楽しい話である。

私は父とは あまり話しをしたことも ましてや
何かを相談したこともなかったので
こういう父と娘の仲良し関係には
シンクロしにくかったが 今は 母と娘も友だちのように
仲良い関係が多いので 父娘でもあり得るのかもしれない。
それとも 中年オヤジ(娘あり)の切ない願望なのだろうか?






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「八月の六日間」  北村 薫

バリバリ働く40歳編集者のわたしは 山登りが趣味だ。
山登りの記録がそれぞれ描かれていく。
仕事の話はメインではないが その合い間に登場してくる。

九月の五日間
二月の三日間
十月の五日間
五月の三日間
八月の六日間

彼女は学生時代山岳部だったわけでもなく
大人になってから登山に目覚めたようだが
ほとんど単独登山で それも3000m級の山のようだ。
全く山登りを経験したことのない私には 別世界のできごとだ。
あまり登山の状況にシンクロできなかったので
読みやすくはあったが すごく面白い~とは思えなかった。
山好きの女性が読んだら きっと楽しいのだろうと思う。

「飲めば都」  北村薫

久しぶりに 北村薫の作品を読んだ。
初めて読んだのは たしか「スキップ」
高校生の女の子が 人生を25年もスキップして
母親の姿になってしまう~という切なく哀しい物語であった…

さて この作品は 底抜けに明るく楽しい。
本当に同じ作者なのかも思うほど…

都は出版社に勤めている。
そして 酒飲みである。
周りの人も 酒好きが多いようで
仕事は 結構できるようだが
なにしろ 酔っ払って 様々な失態をしでかし
それも てんで覚えてない。

私は お酒は軽く飲む程度なので
酒飲みの心理が わかるようでわからない。
もちろん 酔っ払ったこともない。
なので 酒飲みの この手の行状には 眉をひそめる方なのだが
この都さんは どうもにくめない。
それから どうなる?と 楽しく読み進めることができた。
都の仕事仲間も飲み仲間も とても楽しい人ばかりで
全く悪意の登場しない 読物である。







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