「デトロイト美術感の奇跡」  原田マハ

財政難に陥ったデトロイト市が
デトロイト美術館の貴重な作品を売却する~という危機に際して
スタッフの思いつきから 多額の寄付金を集めることができ
無事 美術館は存続されている。

これは おそらく事実に即したストーリーなのだろう。

メインとなる作品は セザンヌが自分の妻を描いた作品である。

アメリカには大富豪が大勢いて
芸術を愛し 支援する人も多いという。

この物語では
そういった大富豪の力だけではなく
つつましく暮らしている庶民の力も合わさって
この奇跡をなしえたと伝えていて
私にとっても とても心に残る作品となった。

ネットで このセザンヌの作品の画像を見て
私にとっては そんなに魅力的には思えないのだが
この美術館で 実物を眺めたら
さて どんな思いにとらわれるのだろう?
そんな機会は まあ ないと思われるが(笑)













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「翔ぶ少女」   原田マハ

1995年の阪神淡路大震災で
両親を失くした三人の子供たちのその後を描いている。

パン屋を営んでいた両親は震災の被害者となり
ニケは そこを通りがかった医師・ゼロ先生に助けられ
兄と妹と共に 先生の養子となった。

ニケは震災の為に片足が不自由となったが
それでも元気に明るく生きていく。

ニケに羽が生えて翔んだ~というのは
夢なのか そういうミラクルな展開なのかは不明だが
震災を体験した私には感動が伝わってくる物語であった。
そして舞台は私の出身地でもある神戸の長田であり
ここに登場する「ときわや」さんという小さなお店は
私が小学生の頃のお気に入りのスポットだったのだ。









「本日は、お日柄もよく」  原田マハ

この作品は出版されたのが8年前で 連載されのは もう少し前。

結婚式や会社 選挙などのスピーチの原稿を書くという仕事があるようで
この作品では 転職して スピーチライターとなった女性が描かれている。

そういう仕事は面白そうだし 興味のある分野なので
楽しく読めたのだが。。。

ここでは 初めて政権が交代した頃のことが描かれていて
それは 私の知っている事実とだぶっている。
そして 現在では また元の政権に戻ってしまっているので
それを思うと ちょっと 複雑な思いがしてしまった。

人の心をぐっと掴むスピーチができる人はいいなあと
思うけれど 今では ほとんど こういうプロの方が
原稿を作られているのだなあ。。。





「楽園のカンバス」   原田マハ

原田さんの作品は 最近色々読んできたが
私的には かなり当たり外れがあるけれど
この作品は ぐいぐい引きこまれていった。

今は倉敷の美術館で監視員をしている織絵は
かつてはアンリ・ルソーの研究者として名を馳せた人物だった。

これはルソーに魅入られた人達の物語である。
私はルソーのファンではないので
その点は残念だったが どんな絵かは知っているので
ある程度は理解できたように思う。






「星守る犬」  原田マハ

村上たかしさん原作のコミック「星守る犬」を小説にしたものだそうです。

人の犬との強い結びつきを描いている 切なく温かいストーリー。

話としては 美しくまとまってはいるけれど
私は 主人公の男性が 犬を道連れに 悲しい結末に行きつかなくても
いくらでも前向きに生きていける方法があったように思えてしまう。





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