「大事なことほど 小声でささやく」  森沢明夫

スポーツジムで出会った人達の交流とそれぞれの事情を
楽しく描いている。

第一章  本田宗一の追伸
第二章  井上美鈴の開放
第三章  国見俊介の両親
第四章  四海良一の蜻蛉
第五章  末次庄三郎の謝罪
第六章  権田鉄雄の阿吽

ゴンママと呼ばれている 巨漢のオカマさんが
強烈なキャラクターで ジム仲間を集結しているようだ。
オカマバー「スナックひばり」には ジム仲間の集いの場でもある。

ここでは脇役となっている バーテンダーのカオリちゃんの人生も
辛そうだけれど この作品の中では 一番明るく さわやかなキャラで
描かれている。

たしかに
自分に悩みがあると
道を歩いている人皆が能天気でハッピーに見えてしまうが
もちろん そんなことはなくて
皆それぞれの人生を 悩み不安がりしながら 
進んでいるのだなあと思うことがある。









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[Love & Peanut] ラブ&ピーナッツ  森沢明夫

一人で スマイル・ミュージックという会社を作り
仕事に全力投球の30代・佐倉すみれの物語。

少女小説のような軽いノリでストーリーが展開していく。
表紙イラストがコミカルなせいで よけいそう感じたのかもしれない。
でも内容は しっかり大人の世界で
一生懸命育ててきたバンドに裏切られてしまう。
恋人にも どうやらふられたらしい…

しょうゆ製造業の父親とのメールやり取りが楽しい。
小説よりも映像化したほうが楽しいかもしれない。




「津軽百年食堂」  森沢明夫

弘前の津軽蕎麦の店の息子・陽一と
同郷のリンゴ農家の娘・七海との出会いから恋が育まれていく様子が描かれていく。 
それに交差して 陽一の両親や 明治時代に蕎麦屋を始めた先代の話も綴られてていく。
タイトルから もっと重厚で謎や曰くのあるストーリーを想像していたが
意外と さらさらと 普通の恋愛が描かれていた。

津軽に旅したことは~ほとんどないので
ここで描かれている風景が自分の中に思い浮かべられなくて残念だった。

「癒し屋キリコの約束」   森沢明夫

「キリコ」といえば
私には 近藤史恵さんの作品で
ファッショナブルな掃除おねえさんの「キリコちゃん」を連想するのだが…

このキリコ(霧子)さんは 古びた喫茶店のオーナーで独身 40歳位(だったと思う)
仕事は店長の若い女性にまかせて いつもロッキングチェアーでくつろいでいる。
おまけに のんだくれ。

なぜか この店には神棚と賽銭箱があり
悩み事を抱えた人が訪れた際には 賽銭を強要しているらしい。
でも 逆転の発想で 解決力はある。

ここに集まってくる常連さんとキリコさんのやり取りを 店長の目線で描かれていく。

まったり のんびり路線と思いきや…

キリコさんのような女性は あまりお友達になりたいタイプではないが
小説の主人公としては楽しい。
お賽銭を無理強いしなければ もっと好きになれそうなのだけれど。。。

いつも店内には懐かしいヒット曲が流れていて
それぞれの悩みにも ぴったり合う曲のようだ。
私も知っている曲は 脳内で流しながら 読んでいった。

「ヒカルの卵」  森沢 明夫

先日読んだ「虹の岬の喫茶店」と同じ作者の作品です。

一言で言えば
村おこしのサクセスストーリーです。

養鶏場を経営している 村田二郎は
この美味しい卵と 地元の米を使って 卵かけご飯の店を作ります。
それがテレビでも紹介され 辺鄙な場所であるにもかかわらず
人気が出てきて…

いつも探偵・刑事・ミステリーばかり読んでいる私には
少し刺激が無さ過ぎて ちょっと物足らなかったような~
もちろん いいお話ではあります。
映像にすれば 美しい自然とあいまって 楽しくなることでしょう。

いや でも 私があまり共感できなかったのは
卵かけご飯が好きではないせいかもしれません(笑)
生卵は苦手で食べられません。。。

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