「水曜日の手紙」  森沢明夫

「水曜日郵便局」というものがある。
水曜日に自分の想いを文章にして ポストに入れると
全国からの手紙が 水曜日郵便局に集められ
ランダムに見知らぬ誰かに届けてくれる。

名前は本名ではなくてペンネームでいいようだ。

この郵便局宛に手紙を出した人達の物語が綴られている。

差し出した人たちは
それぞれに悩みを抱えている。
そして 自分に届いた手紙に勇気付けられて
新しい道へと進もうとする。

いい話ではあるけれど~
事実ではないことを書く人もいるし
内容はチェックされているので
変な手紙は届かないと思うけれど
ロマンチックなようで
今のご時勢では ちょっと不安な部分もあるかもね~
と思ったりもしました。


ブログともペンフレンドとも違うタイプで
同じ人とやり取りはできないのが
ちょっとまどろっこしいような 
だからこそ いいような。。。







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「キッチン風見鶏」  森沢明夫  

表紙イラストに 風見鶏の洋館が描かれていたので
神戸の町が舞台なのかなと読み始めたが
どうやら そうではないみたい。
港町であることは同じなのだけれど。

「キッチン風見鶏」でバイトする青年・坂田翔平と
ここのオーナーシェフである 鳥居絵里 そして
ここに集う人達が描かれていく。

翔平には 霊が見えて 彼らの想いを感じる不思議な力がある。
それを封印してはいるが 同じ能力を持つ女性と知り合い
魅かれていく。

タイムスリップものよりは 現実味を感じるが
やはり 異質な世界ではある。
でも私は こういう流れが 嫌ではない。

カラッと明るくはないけれど 優しいお話です。




「大事なことほど 小声でささやく」  森沢明夫

スポーツジムで出会った人達の交流とそれぞれの事情を
楽しく描いている。

第一章  本田宗一の追伸
第二章  井上美鈴の開放
第三章  国見俊介の両親
第四章  四海良一の蜻蛉
第五章  末次庄三郎の謝罪
第六章  権田鉄雄の阿吽

ゴンママと呼ばれている 巨漢のオカマさんが
強烈なキャラクターで ジム仲間を集結しているようだ。
オカマバー「スナックひばり」には ジム仲間の集いの場でもある。

ここでは脇役となっている バーテンダーのカオリちゃんの人生も
辛そうだけれど この作品の中では 一番明るく さわやかなキャラで
描かれている。

たしかに
自分に悩みがあると
道を歩いている人皆が能天気でハッピーに見えてしまうが
もちろん そんなことはなくて
皆それぞれの人生を 悩み不安がりしながら 
進んでいるのだなあと思うことがある。









[Love & Peanut] ラブ&ピーナッツ  森沢明夫

一人で スマイル・ミュージックという会社を作り
仕事に全力投球の30代・佐倉すみれの物語。

少女小説のような軽いノリでストーリーが展開していく。
表紙イラストがコミカルなせいで よけいそう感じたのかもしれない。
でも内容は しっかり大人の世界で
一生懸命育ててきたバンドに裏切られてしまう。
恋人にも どうやらふられたらしい…

しょうゆ製造業の父親とのメールやり取りが楽しい。
小説よりも映像化したほうが楽しいかもしれない。




「津軽百年食堂」  森沢明夫

弘前の津軽蕎麦の店の息子・陽一と
同郷のリンゴ農家の娘・七海との出会いから恋が育まれていく様子が描かれていく。 
それに交差して 陽一の両親や 明治時代に蕎麦屋を始めた先代の話も綴られてていく。
タイトルから もっと重厚で謎や曰くのあるストーリーを想像していたが
意外と さらさらと 普通の恋愛が描かれていた。

津軽に旅したことは~ほとんどないので
ここで描かれている風景が自分の中に思い浮かべられなくて残念だった。
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