「福家警部補の考察」  大倉崇裕

福家警部補シリーズ4作目

刑事コロンボの女性版。
お洒落もせず たえず徹夜をしていて
パワフルで頭の回転が素早い
カッコいい女性警部補である。
あまり私生活については 書かれてない。
なにしろ大忙しのようだから 全てのエネルギーは
事件解決に向かっているのだろう。


是枝君の敗北
上品な魔女
安息の場所
東京駅発6時00分 のぞみ1号博多行き

先に事件ありき。
読者には犯人も告げられている。

それでも ぐいぐい引き込まれていくのは
福家さんの 超人的なまでの推理力 ?
ここまで すぐれた警察官は存在しないようなあとは
思うのだけれど それでも 彼女はスーパーウーマンではない
綿密な考察による想定・推理なので
納得できていくのだろう。

事件解決するだけでなく
事件に関わった人たちにも
さりげないアドバイスをしていて
それが 当人にとって良い方向への
きっかけになったりするのも楽しい。


母が家の中で紛失したカギの居所
福家さんの頭脳をもって 見つけ出してほしいと願う。
というか 作者もかなり頭脳明晰なので
作者さんでも良い。。。かな(笑)




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「 秋霧」 大倉崇裕

山岳サスペンスと言う副題がついていたので
クライマーと厳しい山の姿が描かれているのかなあと
想像していたけれど。。。

意外 アクションもの だったような。
それも 警察関係者が 非合法なやり方で
殺し屋をやっつけようとする~そんな感じを受けた。
天狗岳周辺が 舞台として登場してくるが
私は登山とは無縁なので 風景が想像できなかった。


主要人物は
便利屋の倉持 (元自衛隊の特殊部隊だった)と
現役刑事の 深江。

暴力シーンは苦手なのだけれど
最後まで読み終えた。
でも やっぱり 私向きではない作品だった。

彼の作品では 好きなシリーズがあるのだけれど。






「クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係」  大倉崇裕

私の大好きな 警視庁いきもの係シリーズ第4弾

須藤友三は 捜査一課所属だったが
ある事件で頭部に縦断を受けて 閑職についている。

「総務部総務課動植物管理係」と言って
容疑者が取調べ中に 世話をする者がいないときに
ある程度の期間 管理するという任務らしい。
相棒の20代女性・薄圭子は 動物のエキスパートで
常識的な日本語には やや欠陥があるが
仕事では 素晴らしい活躍をして
捜査の手助けまで やってしまう。

今回は 新しいメンバーが加わった。
ほとんど活躍せず 運転手役である。

ピラニアを愛した容疑者
クジャクを愛した容疑者
ハリネズミを愛した容疑者

薄と須藤の名コンビの息は 益々ぴったり合って
二人のマンザイのようなやり取りが楽しい。

まだまだ続いていってほしいシリーズだ。





「天使の棲む部屋」   大倉崇裕

「問題物件」 の続編。

若宮恵美子の仕事は
大邸宅でひっそり暮らす 病弱な大企業の御曹司(雅弘様)のお世話役である。
クレーム処理担当でもあるので 雅弘を失脚させようとする派の上司に
難解なクレーム処理ばかり押し付けられる。
だが 雅弘のぬいぐるみの化身と思われる 人間の姿をして
不思議な能力を持つ犬頭が 現れて いつもピンチを切り抜けてきた。

前作とあまり代わり映えのしない内容だったが
それなりに楽しく読めた。




これまでの読書経験では
「天使」とタイトルについている時は
たいてい 普通に想像する清らかな天使のイメージとは
かけ離れて どちらかと言えば 正反対の物が多いが
たしかに この「天使」も。。。



「オチけん探偵の事件簿」  大倉崇裕

主人公は
落語研究会(通称オチケン)所属の
越智健一(通称オチケン)という ややこしい名前設定の大学生。

部員3名という 存続か廃部かの瀬戸際にいる。
オチケンは新入部員で 落語の上手な岸さんと
トラブルメーカー熱血漢の先輩・中村がいるが
彼らは なぜか 他の部や大学側とのもめごとにも
首をつっこみ 解決していく。

「オチケン!」シリーズ3作目。

先輩や他の部に いいようにこき使われている オチケンが
可哀想だなあと思うのだけれど ゆるい展開のようでも
大学側は新しい学長を迎えて学生に対して 厳しい態度を取るようになり~
まだまだ このシリーズは続くようだ。

時々落語のネタも登場してくる。
私は特に落語ファンではないのだけれど
有名なネタは 結構覚えている。
これは 子供の頃 親がテレビの落語番組を見ていたからなのかなあ。。。



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