「床屋さんへちょっと」  山本幸久

地味な展開で ペーソス漂う作品なのだが
なぜだか 読んでいて楽しい。

親の作った製菓会社を継いだ経営者とその娘が主人公で
それぞれの視点から彼らの人生が描かれていく。
冒頭シーンでは 娘が子連れで親の元へ戻ってきた場面からで
次第に時代が逆行して描かれていく。

人物の描き方が上手なので
そして それぞれが しみじみとした魅力が感じられて
好感の持てる人物なので 楽しく読めたのかもしれない。

ラストのまとめ方も いい感じ~(^-^)/




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「店長がいっぱい」  山本幸久

いわゆる他人丼を「友々丼」と名づけ
いまや海外店も持っている「友々家」の 店長たちの物語です。

それぞれ違う年代、違う想いで店をやっているとはいえ
どれも同じような展開だなあ~と ちょっと飽きてきたのだが
それぞれの話は微妙に繋がっていて
そして キーポイントは2代目社長(すこぶる受けが悪い)
社長はど~んと貫禄のある女性だが
その息子はひ弱のようだ。
それに どの店長も働き者で 切れ者のバイト君たちも登場している。

松を飾る
雪に舞う
背中に語る
ひとりぼっちの二人
夢から醒めた夢
江ノ島が右手に
寄り添い、笑う

そして 本部勤務のやりて女性・霧賀久仁子が
とっても素敵な女性に描かれていて楽しい。

これはもう映像化されたのかなあ…
霧賀さんには誰がなるのかな(なったのかなあ)
などと 余韻の残る作品となった。



「失恋延長戦」  山本幸久

「大昔のことだ。スマップがまだ六人で、ドリカムも三人だった。・・・」
という軽やかな書き出しで始まる 青春物語。

主人公は 米村真弓子。
片思いの相手は 同級生。
同じ放送部だし 仲良くなれそうなのに
打ち明けることもできず 彼には彼女ができる。
でも その彼女(後輩)とも なぜだか仲良くなり…
思いを打ち明けられず いじいじしているというキャラクターは
あまり好みではない(笑)

自分は地味に暮らしてきたので
せめて小説の主人公は 華やかに恋してほしいのに…
それに あまり気の会わない変人のクラスメイト女子にも
なつかれてしまう。

ずっと彼女のお供をしている 柴犬・ベンジャミンとのやり取りが楽しい。

ほんわか 楽しい女子片思いストーリー。

「シングルベル」  山本幸久

ミステリはなくて
コミカルドラマみたいな~

適齢期を迎えた子供を持つ親のお見合いパーティから始まる
てんやわんやの男女出会いのストーリーである。

こういう話を のんびり読めるのは
もちろん息子たちが すでに伴侶を得ているからかもしれない。

絵画修復師という息子を持つ新藤恵(めぐむ)は
姉たちの陰謀で 親のお見合いパーティに行かされる。
そこで3人の娘を持つ親と出会うのだが…

息子の陽一は そうと知らず
自然な形で その3人の女性と知り合っていく。

4組の家族が 一度に登場してくるので
頭の悪い私は ごっちゃになってしまい
メモに書いて 確認しながら読むはめに…

こういうストーリーは
TVドラマだと ちゃんと顔で判別できるので
問題なく 楽しめるのかもしれない。

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