「ハローサヨコ、君の技術に敬服するよ」  瀧羽麻子

主人公は高校生なので~
これは青春小説なのだろうけれど
中年→高年 まっしぐら前進中の私でも
充分楽しく読むことができた。

少しはネットというものを知っているからかもしれない。

幼なじみの小夜子と誠。
ネットの裏操作までできる能力を持つ小夜子は
違法すれすれの行為をして 友人の依頼にこたえたりしている。
一旦やめたはずだが 今回も仕方なく。。。
それ自体は友人打ったメールを相手先から削除するという
犯罪性のないものではあったが~

次の依頼は ハッカー事件になるようなもので
ちょっと ひやひやしながら読み進めていった。

ハックする能力は 善と悪
両方に使えるので 危険な能力であるが
ネット全能の今では 悪意に対抗する必須能力なのだろう。

高校生同士の憧れ 恋心なども織り交ぜて
楽しい読み物になっていると思う。





スポンサーサイト

「乗りかかった船」  瀧羽麻子

私の父は造船所に勤めていた。
そして 夫も造船に関わる仕事である。
だからかどうか~
私は船を眺めるのが好きだ。
乗るのは どうだろう?

この物語は
中堅の造船会社で働く人達の姿が
色々な角度から描かれている。

希望通りの部署に付けなかった人
男性ばかりに囲まれて肩身の狭い思いをしている人
家族の都合で 決断を下した人
人事 営業 溶接 技術開発 そして社長業。。。

これまで 大きな船を眺めながら
こんなに大きな物を一体
どの部分から どうやって作るのだろう?
どうやって組み立てるのだろう?と
疑問に思っていたが
ほんのちょっぴりだけ 想像できた部分もあり
とても楽しく読めた。




「左京区桃栗坂上ル」   瀧羽麻子

「左京区七夕通東入ル」
「左京区恋月橋渡ル」に続く 京都学生物語第三弾。

前回読んでから 4年 2年と経っているので
詳細は覚えてないのだが
京大らしき大学での学生生活が描かれていて
その都度
それぞれの主人公が変わってきている。

今回は 璃子と 幼なじみの果菜とその兄を中心に
描かれていく。

研究の様子 キャンバスの様子など
京都の風景と共に 優しく ゆるやかに描かれていて
ハラハラどきどきは あまりないけれど
笑顔で読み進めていった。










「松ノ内家の居候」  瀧羽麻子

瀧羽さんの作品は 明るく楽しいのが多いので
これまでにも たくさん読んできている。

この作品は
古いお屋敷に住む一家の物語である。
昔ここに居候していた有名な作家の孫だと名乗る男性が
やってきて住み込むようになり 作家の昔の作品を探すという
ストーリーである。
ミステリーではないが 穏やかで人の良い家族の心模様が
明るく描かれていて 楽しめた。







「ふたり姉妹」  瀧羽麻子

地元で結婚間近の妹と
東京暮らしをしている姉との二人の物語。

特に事件性はなく
普通の若い女性の暮らしぶりが描かれている。

姉はお洒落で上昇志向。
都会的な恋人がいる。

妹は化粧気もなく童顔で小柄。

体型も性格も正反対の姉妹のようだ。

姉は 妹の愛嬌の良さをうらやましく思い
妹は頭もスタイルも良く 都会でバリバリ働く姉をうらやましいと思っている。


実は私も「ふたり姉妹」の妹である。

お互い専業主婦なので
どちらも バリバリ働いてはいないが~(笑)

姉は テキパキ仕切れる方で
昔から愛想も人当たりも良い。
服装センスもあり
やはり上昇志向である。

私は自然体でいることが大事だと思っているし
かなりのマイペースだし
自分の生き方に似合う
ゆったりして 肩の凝らない服装・靴を選ぶ。

顔も全く似ていない(笑)

おなじような境遇という意味で
親しみを持てる作品であった。





10 | 2018/11 | 12
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

のりりん

Author:のりりん

かうんたー
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク