「機械式時計王子の休日 千駄木お忍びライフ」   柊サナカ

この作家さんの作品は初めて。
1974年香川県生まれ 日本語教師として7年の海外勤務。

千駄木にある 4代続くトトキ時計店では
店主の父が亡くなり 母は孫の世話にかかりきりで
仕方なく長女の 十刻藤子(ととき とうこ)が店をまかされている。
彼女は時計の修理はもちろんのこと 電池替えもできない。

そこに飛び込んできたのが スイスから来たという
時計職人(の卵)たち。血のつながりはないが 兄弟だと言っている。

彼ら二人の時計に取り組む真剣な姿勢と
藤子とのやり取りが とても楽しい。

時計の製造・修理など
私とは無縁の世界ではあるけれど
時計は 結構好きで
腕時計も 着る服に合わせて選んでいる。
(どれもチープな製品だけれど)

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「開化鐵道探偵 大102列車の謎」 山本巧次

前作「開化鐵道探偵」を読んで 面白かったので
この続編も読んでみたが 前作の方が 楽しかったかも。

今回は新たに出来た 大宮駅近辺に起きた事件を
元八丁堀同心・草壁が工部鉄道局の技手である小野寺と
コンビを組んで 解決していく。
だが 小野寺の出番はほとんどないような~
今回は小野寺の妻・綾子が活躍する。

明治になって 18年経ったけれど
まだ江戸時代から抜け切れない事項がたくさんあるようだ。
江戸時代の隠し小判をめぐって 騒動が起きてくる。

維新からもう150年も経った現代でも
この日本のどこかに 小判が眠っているかも~と
思ったりもするので 当時だと実際にあり得ることだったのだろう。

あまり緊迫感がなく 少々退屈だった。







「日曜の午後はミステリ作家とお茶を」  ロバート・ロプレスティ 

とてもとても楽しく読めた。
私好みの主人公 奥さんとの楽しいやり取り
そして さりげなく ひそやかに事件を解決していく
そのストーリーも とても気に入った。

まだ作品はあまり翻訳されていないようだけれど
これからが とても楽しみ。

さて
主人公は 50代のミステリ作家・シャンクス。
ほどほどにしか売れていないようだ。
妻のコーラもロマンス作家である。
作家同士のつきあいが 頻繁に描かれている。

気の利いた短編ばかり集められている。
解説によれば 「ありそうでなかった逸品」だそうで
たしかに そうだと思う。

明るくて 楽しくて
でも軽すぎず すんなり納得できる解決法で
犯人とおぼしき相手を糾弾もせず
さりげなく(たまには少し強引に) 正しい道へと誘導していく。

こんな人が身近にいてくれればいいなあ。。。
自分がこんな風になれればいいなあ。。。








「これが乙子の生きる道」   栗原美和子

私より一回り年下の作家さん。
TVプロデューサーとして 連続ドラマも制作を
されている人だそうだ。

編集者・乙子は新しい企画として
今は落ちぶれている芸人・権太を起用する。
それが大当たりして 彼は再びスポットライトを浴びるようになり
そして 乙子との仲も親密に。

TVドラマを見ているように
スイスイ場面が流れていく。
オトコマエのオトコちゃんの生き方は
なかなか楽しめる。
ラストもいい感じ。





「二人の推理は夢見がち」  青柳碧人

早紀は未来に起きる出来事が夢となって現れるという
不思議な力を持っている。
早紀はふらっと入ったバーで やはり特殊な能力を持つ青年と出会う。
この青年・司は 誰かの持ち物を手にすると その人の経験したシーンが
再現できるという。
早紀の祖父が突然亡くなり 葬儀のために 実家へ戻るが
そこで又事件が発生する。

強引な展開もあり すごく面白いというのではないけれど
最後まで読んだ。

「夢見がち」とは 夢に関わる特殊な能力を持つ子供のことを
この地方では そう呼ぶそうだ。







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