「お手がみください」  高森美由紀

小学生の女の子・田中まこ と そのひいおばあちゃんとの交流がテーマとなっている。
両親は忙しくてあまりかまってくれないが ひいおばあちゃんは優しく 温かい。

楽しい話は少なくて
学校では先生やクラスメイトにも誤解されやすいし
母親とひいおばあちゃんは お互いに気を使いすぎている。
父親の買ってくる地方のおみやげは 気にいらないものばかりだし~

ひいおばあちゃんは 字が読めないし ちゃんと書けないけれど
それを まこに 伝えないので まこは自分の書いたお手がみに
返事をくれないと 悲しんでいる。

私は スパッと すっきりしたストーリーが好きなので
もどかしい思いをして読んだのだけれど
現実には やはり相手に言いにくいこともあるし
どうしても誤解されやすい人もいるのだなあと
あらためて考えさせられた。








 
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「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」    青木祐子

たぶん初めて読む作家さん。

森若沙名子 27歳
真面目な経理業務一筋の社員である。
勤務先は 「天天コーポレーション」という
石鹸や化粧品の製造業。

経理に差し出される領収書に疑いを持つこともあり。
でも 表だっての面倒は避けたいタイプ。
融通が効かないようにみえても
結構気配りして 穏便にすませている。

読み手の私には 結構魅力的な人物である。

次作も読もうと思う。





「翔ぶ少女」   原田マハ

1995年の阪神淡路大震災で
両親を失くした三人の子供たちのその後を描いている。

パン屋を営んでいた両親は震災の被害者となり
ニケは そこを通りがかった医師・ゼロ先生に助けられ
兄と妹と共に 先生の養子となった。

ニケは震災の為に片足が不自由となったが
それでも元気に明るく生きていく。

ニケに羽が生えて翔んだ~というのは
夢なのか そういうミラクルな展開なのかは不明だが
震災を体験した私には感動が伝わってくる物語であった。
そして舞台は私の出身地でもある神戸の長田であり
ここに登場する「ときわや」さんという小さなお店は
私が小学生の頃のお気に入りのスポットだったのだ。









「レディ・エミリーの事件帖 盗まれた王妃の宝石」  ターシャ・アレクサンダー

このシリーズの前作である「レディ・エミリーの事件帖 折れたアポロ像の鼻」 を読んだことがある。
その感想では やや退屈したような記憶があるが
今回はバラエティに飛んだ設定で楽しめた。
ただ 登場人物が多いので 私の頭ではなかなか把握できず
全ての登場人物の解説が載っていないので ??と読み返すこともあった。

主人公は レディ・メアリー・アシュトン
従来の夫人像を打ち破るような新しい考えの彼女は
喪が明けて社交界に復帰したものの
言われなきウワサによって 村八分にされてしまう。

貴族  ロンドン社交界 美貌の若き未亡人 素敵な恋人
そしてマリーアントワネットにまつわる宝石
シャルル王子は生き延びたのか?

電話はもちろんのこと 携帯電話もスマホもPCもない時代
手紙と馬車の時代
執事がいて たくさんの使用人に囲まれた暮らし
それを覗き見ているようだった。

若い頃熱中した ハーレクイーンに近い設定でもあり
楽しく読めた。 
 





「ひかりの魔女」  山本甲士

主人公の光一は 浪人生である。
両親と妹との家族に 新しく 80代のおばあちゃんが加わることになった。
まだまだ元気なおばあちゃんは 座席を譲ってもらったり 荷物を持ってもらうときだけは
弱弱しい姿に変身している。 昔書道の先生をしていたので その教え子たちが 今も慕ってくれている。
ちょっと要領が良すぎるのではないかと思うくらい。
まわりのトラブルも さりげなく解決してしまう そんなおばあちゃんである。





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