「紳堂助教授の帝都怪異考 才媛篇」   エドワード・スミス

紳堂助教授シリーズ第二弾。
作者は日本人。
大正時代のロマンを感じる物語である。

今回は あまり超自然現象は登場しなかった。

乙女の香り
貫間邸同時多発的殺人未遂未遂事件
満月に桃


篠崎アキヲは 14歳の少女なのだが
なぜか 少年の格好をさせられて
紳堂助教授の事件解決の助手をしている。

紳堂助教授にアキヲを紹介した 叔母の時子が登場する。
過去に 紳堂助教授と付き合いがあったようで
アキヲの心中は穏やかではない。

アキヲの学校生活が全く描かれてないので
今度は そういう場面も知りたいものだと思う。







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「革命前夜」  須賀しのぶ

ベルリンの壁が崩壊する直前の物語。
その頃 日本は昭和から平成へと移っていった。

東ドイツに音楽留学した 眞山柊史は
ドレスデンの音楽大学で 音楽を通じて知り合った仲間たちと
切磋琢磨して技術を磨いていくが~
歴史の大きな流れにも多少かかわっていく。

「革命前夜」とは 反体制派のグループ名である。

ドイツという一つの国家が
東と西と区別され 民主主義と共産主義に別れていた事実を
東側からの視線で描いている。
ベルリンの壁崩壊のニュースは 私もはっきり記憶しているが
それまでのこの国の状況などは ほとんど知らなかったので
色々勉強になったと思う。

日本では戦時中など 共産主義の人達が摘発されていたが
ここでは 共産主義側の「シュタージ」という組織が 反体制側を
網の目のように監視していた。






















「手の中の天秤」  桂 望美

変わった題材だった。
大学での法律関係の授業が展開されていくのだが
その教授が大学卒業後10年ほど勤めた仕事について
語られていく。
「執行猶予被害者・遺族預かり制度」というのは
初めて耳にする言葉なのだが
「裁判で、執行猶予がついた判決が出た時に、
被害者(遺族)が希望すれば、加害者の反省具合を
自分でチェックできる制度」だそうで
これは作品中の生徒の答えです。
それから
制度を申請した被害者、遺族は二年間、加害者の生活状況を
知ることができ、刑務所に入れるかどうかを決められる。

これが 現実に実施されていることなのかどうか
まだチェックしていない。

この教授の指導をしてくれた人物は 「チャラン」と呼ばれていて
その語源はどうやら 「ちゃらんぽらん」だそうで
のらりくらりとしていて とらえどころがなく ちゃんと指導してくれてないようだ。

この講義では出欠は取らないし レポート提出だけなので
例年なら 出席者が減少していくはずなのに
この「チャラン」のことを話すと 生徒たちは興味を示し
出席率はどんどんよくなってくる。

この制度自体は その是非はともかくも
重いテーマだし とてもやりきれない思いがするが
教授とチャランとのやり取りは とても楽しめた。









「ありふれたチョコレート」  秋川滝美


ハーレクイン小説か 
レディスコミックのハッピーエンドストーリーのノリ。
でも 私はそういうジャンルも大好きなので
楽しく一気読みできた。
続編もあるようなので 読む予定。

切れ者 男前と評判の 茅乃は
やり手部長兼専務の瀬田の部下で
瀬田係と呼ばれている。
やり手通しの割りに 恋愛については
消極的な二人の仲は なかなか進展していないのだが。。。

茅乃のお友だち・ルミや
部下の京本 瀬田の友人である萩原
それに 茅乃の姉の性格も 楽しい。














「紳堂助教授の帝都怪異考」   エドワード・スミス

日本人なのに エドワード・スミスとは コレいかに~
でも それに魅かれて読み始めた。

大正時代
帝都大学の助教授でハンサムでカッコいい紳堂助教授は
超自然的なものにも通じているので
警察からも一目置かれる存在である。

その助手・アキラは
実は少女なのだが なぜか少年の姿をさせられている。
この世の物ではないものが登場するが
そう おどろおどろしくはなく 楽しく読めた。

シリーズものらしいので 次を読んでみよう。。。

香坂邸青年殺人事件
小石川怪画
秘薬の効き目
沙世









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