「キッチン風見鶏」  森沢明夫  

表紙イラストに 風見鶏の洋館が描かれていたので
神戸の町が舞台なのかなと読み始めたが
どうやら そうではないみたい。
港町であることは同じなのだけれど。

「キッチン風見鶏」でバイトする青年・坂田翔平と
ここのオーナーシェフである 鳥居絵里 そして
ここに集う人達が描かれていく。

翔平には 霊が見えて 彼らの想いを感じる不思議な力がある。
それを封印してはいるが 同じ能力を持つ女性と知り合い
魅かれていく。

タイムスリップものよりは 現実味を感じるが
やはり 異質な世界ではある。
でも私は こういう流れが 嫌ではない。

カラッと明るくはないけれど 優しいお話です。




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「さよなら、田中さん」 鈴木るりか

2003年生まれ 2018年現在 15歳の可愛い中学生である。
中学生の書いた作品。。。?
一体 どんな風なのだろう?と
興味を持って読み始めたが~

すいすい読めて あっという間に読み終えた。

主人公の花実は小学校6年生。
シングルマザーで 体力仕事をしている母親との二人暮らしをしている。
大家のおばさんは優しく温かく 二人を支えてくれている。
かなりの貧困家庭なのだろうが 学校でいじめられはせず 友だちもいるようだ。

母親の見合い 大家さんの引きこもり息子とのふれあい など
悪意のない暮らしぶりが描かれていて ちっとも暗さを感じない。

ただ 中学生が書いたなんて とても信じられない内容・文体なので
もっと 子供らしさが見えていても良かったかな~と思ってしまった。




「能面検事」  中山七里

能面検事こと 不破検事は
自分の感情を表さず 相手を不安にさせながら
自供を引き出したりもする。
その検事付きの検事事務官となった 惣領美晴は
最初はとまどいを感じだけれど
次第に彼のやり方にも慣れていきつつある。

能面検事は
冤罪を防ぐ方向に 働きかかけていくことが多い。
刑事と同じように 事件について 追求している。

仕事の実績に対する評価は高いが
一匹狼なので まわりとの調和は まるでなし。

とても楽しく読むことができた。


「軽井沢令嬢物語」  諸田玲子

昭和初期
軽井沢のホテルのオーナーの娘として生まれた少女達の物語。
主に 次女の麻由子の目線で描かれている。
戦争で誰もが辛い時期
恋愛 結婚後の暮らしなど
ちょうど母と同世代の主人公たちの人生を
母の昔話とだぶらせながら 読み進めていった。

時代も境遇も違うので シンクロする部分はなかったが
遠くから 彼女達の暮らしぶりを眺める~という感じで
楽しめた。






「ベルサイユの秘密 女子大生 桜川東子の推理」  鯨 統一郎

鯨さんの作品は あまりに しょうもなくて
途中で放棄してしまうのもあるのだけれど
名前を見かけると つい手に取ってしまう作家さんでもあります。

渋谷区の繁華街のはずれにある バー「森へ抜ける道」で
客とマスターたちが 色々な昭和的なウンチクをかわしながら
殺人事件を解明していく~という流れで
解決するのは 女子大生の東子さんである。

このシリーズは ずっと読んできたが
今回は 刑事二人が 加わっている。

マスターの変なつっこみは 益々ひどくなっている。
バーテンダーのいるかちゃんは 頭の回転が早く
客あしらいも上手。

どうしても読みたい 読まなくては~という作品ではないけれど
それなりに楽しめた。







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