「これは経費で落ちません!3~経理部の森若さん~」

森若沙名子 27歳
真面目な経理業務一筋の社員である。
勤務先は 「天天コーポレーション」という
石鹸や化粧品の製造業。

このシリーズ3作目。

社内でひそかに付き合っている彼・太陽との仲は
あまり進展してないようだ。
原則一人行動 家でビデオを見るのが趣味の森若さんにとって
男性とのつきあいは なかなかハードル高そうだ。
でも 彼女の心の中には
じわじわ 彼の占める部分が増殖中。

今回も
社内の様々な問題が取り上げられている。
いい人に見えても ルーズであったり
策略家もいて~ 人を見抜くのは難しいものだと思う。
経理処理がからむと 適格な判断が必要なので
その点 森若さんは とても有能なのだ。

取り扱っている商品が
石鹸などというのが 親しみやすくて いいなと思う。








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「雨あがりの印刷所」  夏川鳴海

主人公は 元印刷会社勤務の青年「光」
仕事に失敗して 就職先を探す日々だが
やはり印刷への想いは捨てられないようだ。

妻の為に想い出の詩集を再現する。
和菓子屋の為に 新商品を知らせる手紙を手作りする。
世界に一冊だけの写真集。
それらを作る為に 活躍していく姿が描かれていく。

でも多分に他力本願の傾向あり。


「巡査長 真行寺弘道」  榎本憲男

ベテラン50代の捜査一課刑事である 真行寺は
役職なしの ヒラ刑事だ。
二人で行動が原則なのに いつも一人で行動し
それでも 何か成果があるので なんとか認められている。

こういうのは 刑事物には よくある設定だが
この作品では 偶然街中で知り合ったハッカーと親しくなり
彼の協力で事件を解決していく。
だが 彼の正体は謎である。

現実の刑事では
こんな行動は認められないと思う。

正体不明の人物に心を許すというのは
刑事として どうなんだろう?
ちょっと信じられない設定だと思う。

ハッカーの侵入を阻止 撃退するには
やはりハッカーでないとできないのだろう。
これは 現実だと思われる。














「琴乃木山荘の不思議事件簿」  大倉崇裕

2000mにある山荘を舞台にした
軽いミステリー小説。

大倉崇裕さんは好きな作家さんなので
これまでもたくさんの作品を読んできたが
これは かすかに読んだような記憶がある。
けれどこの感想ブログにアップしてないし
図書館の貸出記録にもない。
初掲載の「山と渓谷」は読んだことがない。

それで 私には 小説のミステリーより
自分の読書記憶に関わる謎の方が
ミステリーである(笑)

主人公の棚木絵里は
東京で働いているが この山荘の魅力に取り付かれ
シーズン中だけバイトしている。

山荘のオーナー・琴乃木  
先輩バイトの寡黙な石飛匠
彼らをメインに
山荘やその周辺で起きた出来事・事件の謎を
解いていく。

登山は苦手だけれど
山に魅せられた彼らの気持ちは
多少なりとも理解できたと思う。

楽しい作品だった。




「翼をください」  原田マハ

戦前 日本の飛行機が世界一周飛行をした感動の物語である。
これは実話に基づいて書かれているらしい。

史実に基づいて作品を書くというのは
本当に難しいことだと思う。
それも 遠い昔のことではなく
当時を知っている人が まだ残っているという時期なので。

物語は暁星新聞社に勤務する 青山翔子が
アメリカ・カンザスシティに住む 日本人・山田順平に
会いにいく所からスタートする。

彼こそ この世界一周の飛行機に乗り組んだ一人であった。

昭和14年(1939年)暁星新聞社の企画で
「ニッポン号」は 5大陸 2大洋を制覇する世界一周親善飛行を成し終えた。

これにカメラマンとして参加した山田順平の目を通して
この偉業が描かれていく。
そして 現実ではないかもしれないが 
この飛行機には もう一人 アメリカ人女性飛行士が
秘密で乗り組んでいた~というストーリーである。

企画段階から
山田順平が搭乗員に選ばれて
様々な危機やトラブルを乗り越えて
成功するまでの記録は
ハッピーエンドだとわかってはいても
やはり わくわくしながら読んでいった。

暁星新聞社とは 現在の毎日新聞社のことで
そして
私の次男は
カメラマン 山田順平と同じ順平なので
なんだか ちょっとうれしかった。











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