「おとなりの晴明さん~陰陽師は左京区にいる~」  仲町六絵

主人公である高校生の桃花の引越し先のお隣さんは
なんと あの安倍晴明である。
以前楽しく読んだ 「からくさ図書館」シリーズの主人公達も登場してくる。

冥官として現代にやってきている 晴明は
こちらの状況には ややうといので
その辺りの ボケ具合も愉快。
あの晴明さんに対して タメ口なのも楽しい。

京都の町の様子や 行事なども
詳しく語られているのも興味深い。




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「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」  山本巧次

現代に生きる元OLが
祖母の残した家で 江戸時代との秘密の通路を見つけ
現代と江戸時代を行ったり来たりしながら
同心の手伝いをしている~という設定。
こういうワープもの (特に江戸時代への)は大好きで
よく読んでいるが この作品では タイムマシーンとか
突発的な現象ではなくて いつでも どこでもドアみたいに
江戸と行き来できるという点が とても目新しく楽しい。

ここで登場する事件には たいして興味が持てないが
おゆうの行動や 同心・鵜飼伝三郎とのやり取りが楽しい。
薬種問屋にからむ事件である。

続きの作品が楽しみ。






「非常識k族」  曽野綾子

曽野綾子さんのエッセイは産経新聞に連載中で
そのご意見には賛同することも多いが
意外と彼女の小説は読んでなかった。

祖父母と住む階は違うが 同居している大学生・大介から見た
家族模様が描かれている穏やかな作品である。
何の事件も起こらず やや退屈気味だが 読み終えた。

祖父も父親も叔父も大学で教えているという境遇なので
エリート一家なのであろう。
仲良く同居しているし 夫婦仲も良く
本人も真面目で 何も問題なし。
特に魅力的な人物も登場しない。
ただ 反発するような人も出来事も書かれていない。
のんびり まったりした作品であった。





「最後の晩ごはん 海の花火とかき氷」  椹野道流

このシリーズ9作目。

霊に襲われて 2度も危うく命を落としそうになるが
霊が相手を間違ったようで
彼女が成仏する手助けをしてあげる。

登場人物も舞台となる町も同じなので
ややマンネリ化してきたかも。

それでも 主人公 カイリの心模様は変化していっているので
これからは 別の展開があるのかなあ~




「開化鐵道探偵」 山本巧次

明治12年晩夏。
すでに新橋ー横浜  大阪ー京都間には鉄道が開通し
今は 逢坂山のトンネル工事の真っ最中。
そこで不審な事故が起きているので
元同心の草壁を探偵と見込み
助手として鉄道勤務の小野寺と共に現場にかけつける。

事件自体は たいしたことはないが
日本で初めて鉄道が敷かれ
そして ここでは 日本人だけの力でトンネルを掘ろうとしている
文明開化でパワフルな時代には とても興味が持てた。
現代では 過去の遺物となってしまった蒸気機関車が
羨望の的だった時代 もうすぐ東京ー大阪が一昼夜で行けるようになる時代を
想像しながら楽しく読み終えた。





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